厄年は、日本だけのものではありません。
年齢は違いますが、外国にも厄年はあるのです。
中国では、自分の生まれた干支が厄年になります。
つまり12年に一度が厄年となり、その年は春節から一週間は外に出てはいけないとされています。
厄年の間は、赤や金の服を身に着けて厄を除けるのだそうです。
自分の干支が厄年なら覚えやすいですが、年男・年女を迎えるときにあまり嬉しくは思えず、少し構えてしまいますよね。
エジプトではもっと間隔が短く、4歳から4年ごとに厄年を迎えます。
それが50代が終わるまで続くのです。
4年毎というのは少し多いように思えます。
イギリスでは10年毎に厄年が訪れ、男性は下一桁の年齢が4の年、女性は7の年が厄年になります。
三日三晩外気でさらした木の実を歳の数だけ庭で焼いて、厄払いをするのだそうです。
スペインでは、男性は24歳と44歳、女性は14歳と34歳が厄年にあたります。
年齢的には日本と似ています。
歳の数だけ馬肉を食べ、一晩中歌い踊って厄払いをするのだそうです。
スペインの陽気なお国柄が出ていますね。
トルコでは男性は23歳と43歳と63歳、女性は13歳と33歳と53歳が厄年になります。
これも日本と似ています。
トルコでは等身大の泥人形を作り、川に流して厄払いをするのだそうです。
世界各国にも厄年は存在し、厄払いの方法も様々です。
厄年に海外旅行など行く機会があれば、その国の厄払いをしてみるのもいいかもしれません。