『親のどちらかが厄年の場合、出産は控えた方がいい』という風習があります。
出産とはおめでたいことなのに、親が厄年では子供にも災厄が降りかかってしまう、と思われているからです。
しかし、最近では出産は逆に厄落としになる、という説もあります。
出産は体力的にも簡単なものではありません。
体の中で一人の生命を育むのですから。
それだけ大変な思いをすれば、それが修行のようにもなって厄が落ちる、というのです。
特に男の子ならば、厄を追い払ってくれるのだとか。
そのため、逆に厄年の出産は良いのだそうです。
出産を控えていると、厄年どころではなくなるかもしれません。
しかし、それが厄落としに繋がるのならば、出産にも集中できます。
最近では出産年齢も高くなり、30代の出産も珍しいものではありません。
女性の30代は厄年が6年もあるのですから、出産して厄落としができれば一石二鳥です。
地域によっては家族・親類の中には厄年だからと、出産に対して良い顔をしない人もいるかもしれません。
けれど、出産というのは計算してするものでもありませんし、子供は天からの授かりものです。
厄年などは気にせず、気持ちよく出産に臨みましょう。
子供が生まれるということに厄年などは関係なく、とてもおめでたいことなのですから。