ドーパミン・コントロールは人間だからできる業

人と動物には生物学的欲求がありますが、人には動物以上に社会的な欲求があります。

肉親、他人に関わらず褒められると嬉しくなります。

好きな異性から愛されていると実感すれば幸福感が溢れます。

仕事が思った通りに運んで成功すれば充実感に漲ります。

これらは社会的な欲求に対する報酬で、ドーパミンが盛んに分泌されている状態になります。

そして、人に限っていえば社会的欲求の報酬があるほど行動の活発化が見られるのです。

勉強して成績が上がれば自分自身で嬉しくなり、さらに他の人に褒められるともっと褒められたくて勉強をするようになります。

愛している異性に異性が好きなモノをプレゼントして喜べば、さらに喜ぶ顔が見たくてプレゼントするようになります。

仕事で成果を上げ、それが給料やボーナスという形の報酬に表れると、次の仕事も成功させようという気になります。

これらはすべてドーパミンによる快の報酬であり、これが連鎖すると行動はより活発化するわけですね。

以上の報酬は行動の結果によるドーパミン分泌ですが、これを意図的に行うことで快の感情という報酬を得られるようになれば、自分の意思と行動を思いのまま操れるようになります。

本能を意思でコントロールするなんて、人間にしかできない業ですよね。

関連記事(一部広告含む):