経験値、すなわち潜在意識を高めるために欠かせないのは持続性です。
この持続性を持たせるための有効な手段が小さな目標から行動を起こせ、という方法。
簡単に乗り越えることができる壁を用意するところから始めれば、誰でも壁を乗り越えた時の快感を覚えることができます。
つまり『成功』の甘い蜜ですね。
壁が大きくなるほど、蜜の味が甘くなると理解できれば、持続性は約束されたようなものです。
ここで間違えてはいけないのが蜜の味を目標とは別の欲望で満たしてしまうこと。
つまり壁を乗り越えた時、自分にご褒美を与えることですね。
物品にしろ休息にしろ、それは目標が与えてくれる快感ではなく、物品や休息という自然な欲望が与えてくれる快感で、それが潜在意識と結びつけてしまえば、やがて壁=ご褒美という方程式が成り立ってしまいます。
もちろん、鼻先に人参をぶら下げる方法も目標達成の手段として間違いではありませんが、それはオマケみたいなもの。
壁を乗り越えることの純粋な快感を持ち続けなければ、いつか、壊れないと思ってしまうほどの壁を前にした時、潜在意識が働かず頓挫してしまう状況に陥ってしまいます。
それが、多くの人が『夢・願望』を諦めてしまう結果なのです。