潜在意識に限らず、どの自己啓発書も最初の目標は低く設定しろ、と説明しています。
これも正しいアプローチ方法ですね。
たとえば部屋の掃除が苦手な人。
汚れた部屋全体をピカピカにする、というイメージが掃除に結びついていませんか?
けれど現実は荷物が多すぎてどこになにをしまうのかと考えているうちにうんざりして頓挫、というのはよく見かけるケースです。
そんな人に取って部屋全体をピカピカにする、という目標は高すぎて頑丈な壁のため、いきなり壊す、乗り越えることができません。
まずは机の上だけを掃除してみてください。
書類を片付け、雑巾で汚れを取り、ホコリを叩いて机の上のすっきりさせる。
これだけを目標に置き、書類のしまう場所や不要なガラクタを排除する方法を考え、それを何度も繰り返してください。
繰り返していくうちに、書類の取り出したい場所が見つかり、捨ててもいい物と必要な物の判別がつき、ディスプレイやコンピューターの位置を効率の良い場所に置くことができるでしょう。
机の上の整理ができれば、後は応用に過ぎません。
風呂場、キッチン、リビングなど、パートごとに分けて整理していけばいいのです。
部屋をピカピカにする、というのは『夢・願望』ですね。
しかし机の上を整理するとなれば目標に変わります。
机の上の整理ができた、としたら、それは貴方に取ってのブレイクスルー、つまり小さいながらも壁を壊した、乗り越えたということになります。