著名人引用の巧妙な手口

潜在意識活用でもっとも引用されやすい例は著名人の言動でしょう。

最近ではサッカーの本田圭佑選手や香川真司さん。

小学生の頃からプロのサッカー選手になると言い続けて実現、とくに本田選手はACミランで背番号10をつける、という具体的な夢まで実現させました。

ウイリアム王子と結婚したケイト・ミドルトンさんは王子と出会う前から絶対ウイリアムと結婚すると宣言、部屋にポスターを貼っていたそうです。

レディ・ガガさんは無名時代でも私は大スターなんだ、という気持ちで街中を歩いていたとか。

大物、小物、合わせてこの手のコメントには枚挙に暇がありません。

確かにこういった著名人のセリフを聞いていると、やっぱり潜在意識は大切なんだな、と思ってしまう人も多いでしょう。

でも、ちょっと待ってくださいね?

著名人のコメントから潜在意識の活用を引用とするには2つの問題点があります。

1つ目は、強く意思を持ち続けるのは『無意識』ではなく覚醒状態の顕在意識であること。

2つ目は、著名人からの引用はすべて成功例であること。

とくに2番目は誰でも陥りやすい盲点。

TVショッピングで使用者がすべて商品に満足し、喜々として商品を褒め称える戦略にそっくりです。

TV画面の端っこに小さく「本人の感想であり、商品の機能を証明するものではありません」と注意書きが出ているんですけれどね。

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