マーフィーの法則はどのように生まれたのでしょうか?
その法則は、起こり得ないことではありません。
全て起こり得ることが法則になっています。
なぜ起こり得ると言いきれるかと言うと、実際にどこかで起きたことだからです。
それらは経験則から成り立っていて、誰かが経験したものなのです。
そう言われると説得力がありますよね。
起こったことなら『そんなことあり得ない』なんて思わないでしょう。
ただし、実際に100%そうなるというものでもありません。
実際に経験したとはいえ、必ず起きるというわけでもないのです。
マーフィーの法則は、1回だけの失敗からでも生まれます。
10回傘を忘れたとして、そのうち1回、雨に降られるとします。
確率的には10%の出来事ですが、『傘を忘れたときに限って雨に降られる』となってしまうのです。
実際に経験したのだから、間違いではないのでしょうが、『限って』というわけでもありません。
そこまで頻繁に起きることでもなく、神経質になることもないでしょう。
『そういう可能性もある』と気に留めておくぐらいでいいのです。
10回に1回のことでも、100回に1回のことでも、それが次に起きないとは限りません。
何事も気を引き締めて行うようにすれば、きっと大丈夫なはず。
意識することで、マーフィーの法則を遠ざけることができるのです。