家電製品や割れてしまいそうな陶器、中にご飯が入ったお茶碗など、つい落としてしまった瞬間、あなたはどうしますか?
落ちる前にキャッチしようと、慌てて手を出す人が多いでしょう。
実際にそれでキャッチできて、事なきを得る場合もあります。
しかし、それが逆効果になってしまうことも。
トイレでスマートフォンを床に落としそうになったとき、それを空中でキャッチしようとして上手くキャッチできず、手に当たって便器の中に落としてしまったり。
手を出さなければ床に落とすだけで済んだのに、水没させてしまえば修理や交換が必要になってしまいます。
コップに入ったジュースも落とすだけなら地面を汚すぐらいですが、取ろうとして失敗すれば、周囲にジュースをまき散らしてしまうかもしれません。
それでお気に入りの服に染みを作ってしまい、もう着られなくなってしまったりも。
手を出すことが、より被害を招いてしまうのです。
マーフィーの法則でも『壊れやすいものを落としたとき、それを空中でキャッチしようとすると、何もしない場合より損害が大きい』というのがあります。
もちろん、手を出したときと出さないときを単純に比べることはできませんが、『出さなければ良かった』ということはあります。
ただ、反射神経のようなものですから、手を出してしまうのもしょうがないのかもしれません。
とりあえず落とさないように気を付けるか、落としても最悪の結果にならないように祈りましょう。