使うときも洗うときも慎重にしている、大事なお気に入りの食器はありますか?
ちょっと高かったり、大事な人からのプレゼントだったりすれば、割れてしまわないようにと気を遣うでしょう。
それでも、形あるものはいつか壊れてしまうものです。
慎重に使っていたものだって、何かの拍子に欠けてしまったりもします。
『せっかく大事にしていたのに……』
嘆いてみても直ることはありません。
欠けてしまうと大事にしていた気持ちも欠けてしまうようで、扱いが雑になったりします。
『どうせ欠けてしまったのだし、割れたらそれまで』と思うのでしょう。
逆に『もうそれならいっそのこと……』とまで思ってしまうかもしれません。
しかし、そう思いながら多少乱暴に扱ったりしていても、意外と割れないものです。
あれだけ大切にしていても欠けてしまうのに、雑に扱っても割れない。
そんなものです。
だからと言って、大事にしていないふりとしてもきっとばれます。
大事にしていてもそうでなくても、どんなものも、いつかは壊れてしまうもの。
あまり執着し過ぎずに、使える間は大事に使えばいいのです。