バターを塗ったトースト。
落としてしまったら何を思いますか?
きっと『バターを塗った面が下になるな!!』と思うでしょう。
バターの面じゃなければ被害はパンだけで済みますが、バターを塗った面が落ちてしまえば、掃除をしたり、カーペットならクリーニングに出す必要もでてきてしまいます。
単純に考えれば、バターを塗った面が下になるのは半々の確率です。
しかし、ここにもマーフィーの法則があります。
それは、『落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する』というものです。
安いカーペットならほとんど被害は出ず、逆に高ければ高いほどバターを塗った面がカーペットの上に落ちてしまう、というのです。
『そんなまさか』と思う人もいるかもしれません。
確かに、確率にはカーペットの値段なんて関係ないはずです。
そこにお金が入る余地なんてないのですから。
ただ、私たちの『バターを塗った面が下になるな!!』という気持ちはカーペットの値段に比例して大きくなっていきます。
気持ちが大きいほど、バターの面が下になってしまったときのショックも大きくなります。
つまり、ショックが大きいほど印象に残っていて、実際はそんなことなくても『高いカーペットの方がバター面が下になる』と思い込んでしまうのです。
ということがわかっていても、やはり心配してしまいますよね。
いっそのこと、高いカーペットの上でトーストを食べないようにしたらいいのかもしれません。