マーフィーの法則の中に、こんなものがあります。
『修理工を待っていると、一日中待たされる。五分間だけ留守にすると、そのあいだにやってきて帰ってしまう』
そんな経験、ありませんか?
何かの修理だったり、宅配もそうです。
荷物が届くからと待っていても、なかなか来ない。
しびれをきらして少しコンビニに行って帰ってくると、ドアに不在票が挟まっている。
そんな経験がある人も少なくないでしょう。
なんてタイミングが悪いのだろう、と思ってしまいますよね。
待ち合わせでもなかなか来ない相手を待っていて、ちょっとトイレに行った間に来てしまい、自分が遅刻したみたいになった、なんてことも。
逆にそれが嫌だからとずっと待っていて、一日を無駄に過ごしてしまった、ということもあるかもしれません。
何にせよ、待っている時間というものは、長く感じられます。
待っている1分と、何の気なしに過ぎる1分。
感覚的には同じようには思えません。
意識する時間というのは、長く感じられるものなのです。
ですから、修理工や宅配が来るのをただ待っていれば、時間が過ぎるのが遅く感じます。
そしていつまで経っても来ないように思うのです。
誰かを待つときは、そのことを意識し過ぎないこと。
それが人を待つ秘訣なのかもしれません。