帰納の推論方法で一般化させた法則が見事に破られ、首を切られた可哀想な七面鳥の話を覚えていますか?
ここで他の七面鳥たちにはジンクスが生まれます。
朝7時に餌を与えられ続けるとクリスマスの前日に首を切られる。
このジンクスは「優勝旗は白河の関を越えない」並に事実例の多いジンクスとなりますが、駒大苫小牧高校のようにけっしてジンクス通りになるとは限りません。
2010年8月13日13時13分、イギリスの航空ショーを見ていた13歳の少年3人に雷が落ちました(これは事実)。
この事実から13という数はやっぱり不吉と捉える人もいるでしょうけれど、むしろこれだけ13の数が並んで起きる確率を考えると(幸い、3人とも火傷を負ったものの命に別状はありませんでした)、その天文学的確率でも起きる時は起きるんだ、とポジティブに捉えることもできます。
この天文学的確率が良い方向で成立すると世の中、奇跡とも言いますね。
ジンクスなんて、結局のところ本人の捉え方次第。
ジンクスは破られるためにある、なんて言葉もあるんですから。
「マーフィーの法則」のようにジンクスをジョークの種にして笑い飛ばすくらいのポジティブな考え方をすれば、日本の縁起でよく使われるところの「笑う門には福来る」という結末になるに違いありません。