『流れ星が流れる間に願い事を三回唱えると叶う』
有名なジンクスです。
古来、流れ星は神様が地上の様子を見るために『天の扉』をちょっと開いたときに洩れた光だと人々は考えました。
つまり、流れ星の光の向こうには神様がいて、我々を覗いている。
だから、神に願い事を言えば叶う、というのです。
他にも各地方に伝わるジンクスもあります。
宮城県では『金星(かねぼし)』と三回唱えると金持ちになると言われています。
福岡県では『色白、髪黒、髪長』と唱えれば美人になれるのだそうです。
しかし、なかなか流れ星が消えてしまう間に唱え終わるのは難しいかもしれません。
『色白、髪黒、髪長』なんて、ちょっと噛んでしまいそうです。
流れ星はいつ流れるかわかりません。
『〇時〇分から流れます』なんて予測はできないのですから。
神様が見ている間に唱える、というよりも、これらはその願いを常に意識しておくことで叶う、ということなのでしょう。
流れ星が流れる一瞬に唱えられるほど意識しておくことが、願いを叶える一歩なのです。
ちなみに、最近、流れ星を見ましたか?
なかなか見られないものだと思っているかもしれませんが、そうではありません。
暗いものも含めれば、一日に2兆個もの流れ星が地球に降り注いでいるのです。
もちろん、私たちが見られるものはそのうちのごく一部ですが、流星群の頃にもなると、肉眼でも一晩で数十個も見られることもあるのです。
ぜひ、流れ星に願いをかけてみましょう。