心と身体は不思議です。
例えば、試合中に結構痛い怪我をした時、もうその試合が負けそうで、自分も「もうだめだ」と思っていると、痛みを強く感じて、いつまでも痛くてそれが気になって、どんどんダメになっていく。
でも、同点とか、どうしても勝ちたい試合とか、勝てる、と思っている試合をやっている最中にケガをしても、痛いと感じることがほとんどない、ということがあります。
心が抑揚しているとき、身体が頑張っているとき、気持ちもそれについていっている時、こういう時は、心に反応するように、脳からアドレナリン、という物質が出ます。
このアドレナリンは一種の麻薬です。
痛みなどがある場合にも、このアドレナリンが出ることで、身体がもっと頑張ることができる、という状況になる事があります。
痛みの元があるから、痛いはずだけど、心が痛みを感じない、という場合もあります。
「こんなことで負けられない」「負けるはずがない」「勝てるんだ」という気持ちが、痛みをなくす事もあるのです。
心と身体、つながっているのですよ。
心に感じる言葉が、身体の何かを変えていく、ということを考えても、アファメーションの価値がわかってきます。