人は放っておくと悪いことを考えてしまいがちです。
しかし、宝くじを買うときに『きっとはずれるだろうなぁ』なんて考えながら買いません。
『一等が当たったら何に使おう?』と考えている人の方が圧倒的に多いでしょう。
億なんて単位のお金、どうしよう?と。
捕らぬ狸の皮算用ですが。
その点ではプラス思考だと言えるかもしれません。
また、町を歩いていて常に『交通事故で死ぬのではないか?』と考えている人はどれぐらいいるでしょう?
交通量やその道の危険度に応じて考える人はいるでしょうが、怯えるほどは考えないでしょう。
一枚の宝くじが当たる確率は1000万分の1です。
一年以内に交通事故で死亡する確率は2万6000分の1です。
つまり、交通事故で死亡する方が圧倒的に確率が高いのです。
400枚の宝くじを買って、やっと同じぐらいの確率です。
これをどう見ますか?
都合の良いことは当たるかもしれない。
都合の悪いことは当たらないだろう。
そう考えているのでしょう。
そういうのは、プラス思考を通り越して、楽観主義と言います。
それでも、実際に交通事故で亡くなる人もいれば、宝くじで当たる人もいます。
まだ見ぬ不幸を想像し過ぎるのは良いことではありません。
交通事故で亡くなる可能性は低いのですから。
ただ、それよりも宝くじで一等を当てる確率の方が低いのです。
やはりなかなか当たらないものなのですね。
それでも夢を見て買ってしまいますが。
楽観主義と言われても。