ツキには限りがあって、人の一生分のツキは決まっているのだ。
そんなことを言う人がいます。
人は皆平等にツキが与えられているのだ、と。
本当でしょうか?
意外とそう考えている人は多く、あまりにつき過ぎると、『これから悪いことが起こるんじゃないか?』と怯えてしまう人もいます。
『もう自分は明日にでも死ぬのではないか?』と。
麻雀で九蓮宝燈という役があります。
これは最も難しい役とされ、この役をあがると人生のツキを全て使い果たし死ぬ、という迷信もあるほどです。
これも人生のツキは決まっていて、という考え方から来ているのでしょう。
しかし、実際にはツキを使い果たすということもなく、平等にツキの量が決まっているということもなさそうです。
長生きして巨万の富を築いた人と、若くして不慮の事故で亡くなった人とのツキの量が同じようには思えません。
それでもやはり、つき過ぎるとその分、何かしらの不幸が待っているのではないか、と思ってしまいます。
ついているときはついている流れの中にいます。
だから必要以上に怯える必要はないのです。
ただし、調子に乗るとすぐに足元をすくわれます。
一生続くツキはありません。
怯えなくてもいいのですが、いつか終わることも考えて少し慎重になりましょう。
また、ついていないとき、それも一生続くことはありません。
そのうちツキはやってくるので、そういうときも必要以上に怯えないでいましょう。