招き猫は福を招きます。
猫が手招いていたのでそちらに行ったところ命を救われることになったとか、夢枕に招き猫が出てきて神社でそれを焼き物にして販売したらヒットしたとか、招き猫の発祥の逸話はいくつもあります。
農作物や蚕を食べるねずみを猫が駆除してくれることから、招き猫は養蚕の縁起物とされてきました。
しかし養蚕が衰退してからは、商売繁盛の縁起物として、広く伝わっているのです。
商店などに行くと、店先に招き猫を飾ってあったりします。
この招き猫ですが、左手と右手を挙げている猫がいるのをご存知ですか?
よく見ると、招き猫には2種類の招き猫がいるのです。
右手を挙げている招き猫と、左手を挙げている招き猫では意味が違います。
右手を挙げている招き猫は、金運を招きます。
反対に左手を挙げている招き猫は、人(お客)を招くのです。
ですから、お店の軒先などに飾られている招き猫は、左手を挙げているものが多いでしょう。
また、招き猫というと白猫の印象がありますが、よく見ると実は三毛猫なのです。
三毛猫は古代から縁起が良いとされていました。
滅多にいないオスの三毛猫だとなおさらです。
一緒に乗ると船が沈まないと信じられ、大切な航海に連れて行かれたほどです。
その縁起から、招き猫も三毛が多いのです。
今度お店などで見かけたら、注意して見てみましょう。
大体が左手を挙げている三毛猫なのです。
商売をやっているのであれば左手を、やっていないのであれば右手を挙げた招き猫を身近に置いてみてください。
そうすれば猫がツキを招いてくれます。