『ツイ』ている!と思わせる商法

ある日、貴方宛に豪華な紙質で、会社名が浮き彫りになっている(けれど会社名には思い当たる節がない)封筒が届きます。

開封すると「おめでとうございます!以前にお願いしたアンケートの結果、貴方が抽選で1等になりました!100万円の宝石を10万円で購入できる権利が与えられたので、すぐにご連絡ください!」と内容の手紙。

『ツイ』ている!と思う人は少ないでしょう。

誰が見ても悪徳DM商法ですね。

でも、現実に『ツイ』ている、と思う人もいるのです。

DMを送る側は100通送って97人が断っても、3人が商法に引っかかってくれれば十分に設けが出る仕組みになっているのです。

これは『ツキ』を呼びたい人の心理を使った商法ですが、逆に『ツイ』ていないと思っている人を相手にする商法もあります。

「貴方は性格がとても良いのだけれど、それが災いして人間関係で悩んでいますね?」とか「大きなミスはしていないけれど、仕事がけっして順調に進んでいるとは思っていない節があるますね?」などと誘導し、『ツキ』が今はないけれど、この開運グッズを購入すれば、その悩みを解決できます、という具合。

どちらも『ツキ』が偶然の産物である、という認識の人であれば引っかかることはないのですが、世の中、どうしても『ツキ』がない、などと思うと運に頼りたくなってしまうわけです。

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