この当時、なぜだか、不倫している人が多かったような気がします。でも、今のように、簡単に離婚、結婚、ということはなかった、と思いますね。もっと、結婚しているご夫婦の結びつきが強くて、今の不倫、というものよりも、すごく真剣で苦しくて、辛い、というイメージがありました。
私の友人にも、辛くて苦しくて、世間にいえない不倫をしている友人がいました。何度も、「もっとあなたらしい恋がある!」と伝えてはいたものの、好き、嫌い、というものは、どうにもならないものですよね。
当時、携帯なんてもちろんなくて、みんな家電もしくは、会社に連絡する以外手はなかったのです。だから、
「ダイヤルまわして 手を止めた・・」というフレーズが生まれたのですよね。黒電話、といって、今の人たちわかるかしら?
この時代を反映する歌として、「ポケベルが鳴らなくて」というフレーズも生まれていましたね。ドラマの主題歌でしたね。亡くなられた緒形拳さんが、若い女性と不倫をする、というドラマだったと思います。
この歌を熱唱している若い女性、本当に多かったですね。
「土曜の夜と日曜の あなたがいつもほしいから」
そう、不倫は悲しい恋にしかなりません。悲しむ人がいる、ということ。
考えなくてはいけないですよね。