初めてこの浜田省吾の「もうひとつの土曜日」を聞いたのは、いつだったかな?と思うのですが、確か、どこかの飲み屋さんで誰かが歌っていたのを聞いたのが、最初だったと思います。
彼と大喧嘩して、気持ちをわかってもらえない悔しさと悲しさで、前の日は一睡も出来ず、彼からの電話もこない、という最悪の土曜日に、友人と一緒にのみに行ったのです。当時は、カラオケボックス、というものがほとんどなくて、大抵、バーとか居酒屋さんで飲んで歌う、という感じだったと思います。
寝不足とケンカでかなりブルーになっていたところに、
「夕べ眠れずに 泣いていたんだろう」
ですもの。本当にドッキリしました。
誰か、知っている人が歌っているのかな?と思ったら全く知らない人。いや、不覚にも、涙が出てしまいましたね。そんなに歌がうまい、という方ではなかったのですけど、胸を突きました。
夕べは彼とけんか。眠れずに泣き散らしていた夜。その翌日に、この歌でしょ。参ってしまった記憶があります。なんてやさしい歌だろう。メロディも、語りかけるような感じでしょ。
今でも、大好きな歌の一つです。