日本で最初、最大級のクラウドファンディングサイト、READYFOR?(レディフォー)にはさまざまなプロジェクトが参加していますが、その中でエヴァンゲリオン以上に目立ったのが『第一弾!唯一日本人所有の飛行可能な零戦を日本の空で飛ばしたい』です(かなり個人的な選択ではありますが)。
零戦、とはもちろん第二次大戦の時の日本の名機、零式艦上戦闘機、通称ゼロ戦ですね。
「永遠の0」については賛否両論あるのでこっちに置いといて、次いでに戦争問題もこっちに置いといて。
零戦は単純に、当時の航学技術において世界最高峰だった飛行機です。
それが現在、戦後のGHQ方針があったからとはいえ、日本に1機も現存しないのは悲しいこと、と思っている人は多くいるでしょう。
そこで立ち上がったのがゼロエンタープライズ・ジャパンという会社の社長さん。
きちんとした会社でフライトジャケットメーカー「The FEW」が母体となっています。
この社長さん、日本でなんとか零戦を飛ばしたい!という一念から私財を投じてボロボロの零戦を日本に輸入しました。
今回のプロジェクトはその機体を飛べるように整備組み立ての費用を調達するもので、目標金額2千万円のところ、2千3百万余りの達成額となりました。
零戦が飛ぶところを見たい、という人、いっぱいいるんですね。
少なくとも、ミニチュア版ロンギヌスの槍を月にぶっ刺すよりもずっと夢のあるプロジェクトといえるでしょう。