2015年よりホンダが自動車レースの最高峰、フォーミュラ1に参加します。
F-1と表記した方が分かりやすいですね。
フォーミュラとは企画とか形式といった意味ですから、文字通りF-1はすべての自動車レースの中で頂点に立っています。
今回、ホンダはエンジンサプライヤーとして、つまりエンジンを特定のチームに供給する体制として参加します。
ホンダがF-1に参加するのは初めてではありません。
第一期は1964~1968年までの4年間、世界はまだまだ広く、日本の自動車レースは国内でトヨタとニッサンの2大メーカーが鎬を削っていた時代です。
遠く離れたヨーロッパまで目が届かず、ホンダのF-1挑戦は一部のレースファンの間でしか注目されませんでした(メキシコとイタリアのGPで劇的な優勝を遂げているのですが、この話をすると長くなるのでまた別の機会に)。
第一期の終了は大気汚染が深刻化、モータリゼーションは有鉛の燃料を大量に消費して大気汚染の元となるスポーツカーよりも環境に配慮した低公害車が求められる時代に突入したことが主な原因で、ホンダはF-1レース撤退後、F-1チームに参加したメカニックが世界で大ヒットとなる低公害車、シビックを開発します。
バブル景気の話は次で出てきますからね。
…たぶん。