就職氷河期は終結宣言されたものの、その就職実体はブラック企業が横行するなど、サラリーマンには厳しい時代がまだまだ続いており、失われた20年を取り戻せるまで時間がかかりそうですが、そういった会社の体制の中核を形成しているのが、バブル景気時代に入社して生き残っている人たちですね。
バブル景気時代に入社した上司に当時がどのような状況だったか聞いてみましょう。
きっと椅子座布団の下に画鋲を入れたり、ペットボトルのお茶に雑巾絞りたくなったりするはずです。
なにしろ1998年から1992年までの有効求人倍率は1を下回ることがなく、最高は1.4。
つまり新卒者のほとんどが新規採用され、しかも内定が出ると他の企業へ就職させないように海外旅行へ行かせる企業もあったほど内定者の囲い込みに神経を尖らせていました。
企業に入社した後でもバブル景気は続きます。
入社後の研修はアメリカやヨーロッパ、会社所有のゴールドカードを渡されて毎晩贅沢三昧、実務についても景気がいいので仕事は順調、ボーナスの時期になれば袋が立つ(まだまだ銀行振り込みをしていない企業があった時代ですね)というくらい。
それが世の中、と思っていた人たちが、今の貴方達の上司なのです。