ギリシャ占星術は中国にも渡来しています。
中国にもインド同様、独自の天文観測による占星術はありましたが、星の動きではなく日食や流星、新星の誕生など星々の現象を天が与える警告、儒教の災異説が元になっているものでした。
この災異説とは別に、約2000年前に誕生した六壬神課(りくじんしんか)はギリシャ占星術とインド占星術の影響を受けて確立された占星術といわれています。
天体を干支術の12支に割り当てていること、太陽の黄道上の位置の指標を月将と呼んでいること、天地盤と呼ばれるホロスコープに似た器具を使うことなどからも、その影響を推し量ることができますね。 続きを読む 中国に渡った占星術