「星座占い」カテゴリーアーカイブ

夜空の占星術!魚座に近い牡羊座?

では、もう一度、白羊宮の太陽が通過する場所と時間、つまり黄道を見てみましょう。

天体360度を12等分するので、それぞれのサインは30度の範囲内になります。

春分点0度を基準に30度までが白羊宮ですね。

太陽が通過するおよその期間が3月21日から4月19日(占星術の方法によって期間が変わりますが、ここでは現在、日本で主に行われている方式を採用します)。

この範囲内に収まる誕生日の人が白羊宮となるわけですが、太陽は白羊宮の期間、1ヶ所に留まっているわけではなく、刻々と動いており、牡羊座から牡牛座へ移る時、スイッチが入るように、あるいは赤から青に変わるように明確な移動をするわけではありません。 続きを読む 夜空の占星術!魚座に近い牡羊座?

星座の性別は実際の性別ではなく外向性と内向性

占星術において12に分類された宮(サイン)はけっして画一的ではないことを前項で説明しましたが、星座の性格付けをする性別や三様相、4元素に関しても理解した方が占星術が分かりやすくなるでしょう。

たとえば乙女座の処女宮。

性別は女性、三様相は柔軟、4元素では土となり、乙女座の名前の通り、女性的な雰囲気を持っています。

けれど乙女座とかいいながら、見た目、むくつけき男で性格は横暴、独断的なタイプの人もいるはずです。

これはけっして血液型がB型、だからというわけではありません。

性別で表されるのは女性と言っても内向性と外向性を表しています。

星座における性別は男性と女性が交互に割り当てられているので、乙女座、処女宮の左右にある獅子座や天秤座、獅子宮や天秤宮は男性となります。 続きを読む 星座の性別は実際の性別ではなく外向性と内向性

夜空の占星術!三様相の長所と短所

星座の性格付けをする区分、性別の次に三様相があります。

三様相とは活動、不動、柔軟ですね。

だいたい意味は分かるでしょう。

活動は活発性を持ち、物事を始めることに適しており、積極性があります。

自分から始めるのを好むので指導力もあり、強い自己主張もできます。

不動とは安定や維持、定着を示す意味で、現状維持を保つ力が強く、防御力も高いことが特徴ですね。

柔軟は他人の考えに合わせるのがうまいことを示しています。

活動の真逆とも思えますが、臨機応変で変化にも対応が早く、好奇心も旺盛なので多種多芸、適応能力が高いという特徴を持っています。 続きを読む 夜空の占星術!三様相の長所と短所

夜空の占星術!4元素が示す特性

星座の性格付けをする区分、性別と三様相の次は4元素です。

エレメントによるイメージは捉えやすい一面ですね。

まずは火。

燃える炎が象徴ですから、情熱や行動を表し、炎の力である想像と破壊を示唆しています。

続いて土。

土は動くことができないので受動的ですが、それが安定性や堅実性を表しており、地道な努力や目的意識を示唆しています。

それから風。

いかにも能動的な雰囲気ですね。能動的であり自由奔放を表し、風が運ぶいろいろなもの、情報や知識、社交性などを示唆しています。 続きを読む 夜空の占星術!4元素が示す特性

夜空の占星術!12宮の性別と三様相と4元素

これまでに占星術による黄道12星座のサインに性別と三様相、それから4元素が加わっていることを紹介しました。

それでは12サインのそれぞれを整理して紹介しましょう。

では黄道第1宮、牡羊座の白羊宮から。

性別は男性、三様相は活動、元素は火となります。

第2宮牡牛座、金牛宮の性別は女性、三様相は不動、元素は土。

第3宮双子座、双子宮の性別は男性、三様相は柔軟、元素は風。

第4宮蟹座、巨蟹宮の性別は女性、三様相は活動、元素は水。

第5宮獅子座、獅子宮の性別は男性、三様相は不動、元素は火。 続きを読む 夜空の占星術!12宮の性別と三様相と4元素

夜空の占星術!12宮を支配する守護星

占星術による黄道12星座、12サインにはそれぞれ守護星が決められています。

支配星とかルーラーとか呼ばれている星ですね。

白羊宮は火星、金牛宮は金星、双子宮は水星、巨蟹宮は月、獅子宮は太陽、処女宮は双子宮と同じく水星、天秤宮も金牛宮と同じく金星、天蠍宮は冥王星で副星(サブルーラーとも言われています)が火星、人馬宮は木星で磨羯宮は土星、宝瓶宮は天王星で副星が土星、最後の双魚宮は海王星で副星が木星となっています。

天王星、冥王星、海王星が見つかる以前は副星が守護星とされていましたが、発見後はそれぞれが副星に退いています。

また占星術は世界各国で行われていますが、古典的存在のインド占星術や伝統的西洋占星術では新たに見つかった3つの星は使っていません。 続きを読む 夜空の占星術!12宮を支配する守護星

守護星の位置は星座の特性を左右する

黄道12星座、占星術における12サインにはそれぞれ守護星(ルーラー)が存在しています。

じつはこの守護星がどの位置にあるかによって、星座の持つ特性が大きく変わってくるのです。

基本的に星座内に守護星がある期間ほど影響力が高くなって特性は強まり、真逆(たとえば白羊宮であれば火星が守護星なので、火星が天秤宮に入った時)になると影響力が最大に弱まって特性が低くなる、ということですね。

また白羊宮の180度対面にある天秤宮の守護星は金星なので、金星が白羊宮にある期間も当然、守護星の影響力は弱まるということになります。

これだけでも占星術、個人的に使うことができますね。

たとえば白羊宮の三様相は活動、つまり積極的に動くことや何か新しいことを始めるのが得意で、4元素は火、つまり直感的想像力に長けていることを意味しています。 続きを読む 守護星の位置は星座の特性を左右する

占星術の必携アイテムといえばホロスコープ

占星術の基礎情報を知ると自分でも応用できそうですが、やはり本格的な占星術をやっている人から見れば「トーシローがっ!危ない真似をするんじゃないよ!」と大工の棟梁並に叱られそうなので、この先、星占いに関しては本格的な部分に少しだけ足を踏み入れ、理解を深めてみましょう。

占星術で使われるのは自分のサインだけでなく、他のサインの守護星も大きく影響してきます。

そこで使われるのが占星術でお馴染みのホロスコープです。

ホロスコープの基本的な構成は星座(サインですね)と惑星(サインの守護星ですね)、それからハウス(サインの特性が発揮される、あるいは警戒が必要とされる分野と解釈すればいいでしょう)の3つによって成り立っています。

最初に当事者の誕生日(できれば時間まで正確に)を入力すると、当事者が持つサインを基準として現在の守護星と他の惑星との関連が明らかになり、その星の配列からハウスが分かる、という仕組みですね。

じつにシステマチックです。 続きを読む 占星術の必携アイテムといえばホロスコープ

夜空の占星術!守護星の特性

個人の運勢を占星術で行う場合、ホロスコープが欠かせませんが、そのホロスコープ上に表れた星々とサインの関係については専門家でなければ分かりません。

とはいえ、まったく星々の役割を知らないのもホロスコープに対する興味を失うことになりかねないので、一応、守護星となっているそれぞれの星の持つ特性を紹介しましょう。

太陽は基本的性格や行動パターン、決断力や意思などを表し、月は感情や気質、想像力、水星は言語能力や情報処理、学習能力といった知性を表し、金星は愛情や快楽、美的感覚や社交性などコミュニケーション能力の特性があり、火星は闘志や情熱、行動力、勇気を示しています。

これらは個性を表す惑星としてホロスコープ上に存在しますが、他にも社会との関係を示したり社会や個人の長期的な運命を表したりする惑星があります。 続きを読む 夜空の占星術!守護星の特性

夜空の占星術!牡羊座の神話

占星術における個々の行方は専門家とホロスコープに任せるとして、ここからは星座の由来となった神話の世界を紹介しましょう。

まずは第1宮、牡羊座の白羊宮からです。

出典はギリシャ神話ですね。

ギリシャの首都、アテネの北にある地方を治めていたアタマス王にはネフェレという妻、それからプリクソス王子とヘレ王女がいました。

しかしアタマス王、他の国の王女だったイーノと浮気、事もあろうか妻のネフェレを追い出してしまいます。

王女となったイーノ、始めこそプリクソス王子とヘレ王女を自分の子供のように育てると言っていながら邪魔者扱い、やがて先妻の子供として憎むと奸計を用いて生贄にしてしまいます。 続きを読む 夜空の占星術!牡羊座の神話

夜空の占星術!牡羊座と双子座の神話

星座の由来となった神話の世界、続いては牡牛座、金牛宮です。

ギリシャ神話における全能の神といえばゼウス。

牡牛とはゼウスに化身なのです。

ゼウスといえば自分の遺伝子を多く残したことでも有名で、その遺伝子を残すためには牡牛にも化けちゃうわけです。

相手はフェニキアの王女エウロペ。

一目掘れしたゼウスは牡牛に化け、おっとりとエウロペに近づき、エウロペが油断して牡牛にまたがった途端、牡牛はゼウスの全能を持ってクレタ島まで一気に駆け抜けてしまいます。

で、そこでエウロペをゼウスが口説いて遺伝子を授けた、というのが牡牛座の由来。 続きを読む 夜空の占星術!牡羊座と双子座の神話

夜空の占星術!蟹座と獅子座の神話

星座の由来となった神話の世界、続いては蟹座、巨蟹宮です。

ギリシャ神話における最強の勇者といえばヘラクレスですが、ゼウスの愛人の息子という立場から正妻のへーラから疎まれ、呪いをかけられて愛妻と息子を殺めるという大罪を犯してしまいます。

その大罪を贖うために12の冒険に出かけますが、そのひとつがヒュドラという巨大な化け蛇退治。

ヒュドラが劣勢になった時、ヒュドラと一緒の沼で暮らしていた同じく化け物の蟹であるカルキノスはヒュドラに助成します。

しかしそこは勇者のヘラクレス、ヒュドラとカルキノスをなんとか退治してしまいました。 続きを読む 夜空の占星術!蟹座と獅子座の神話