「趣味人倶楽部」カテゴリーアーカイブ

ものを作るのが好きな人、嫌いな人!アイデアを形にする

ものを作るのが好きな人と、そうでない人とがいる。どちらかというと、前者のほうが好奇心旺盛、また積極的で前向きな傾向にもある。だから、ものを作るのが好きな人は、もともと創意工夫にも長け、自らのアイデアを形にすることにも情熱を傾けられるのだろう。

どんな商売においても、その仕事でより繁盛するためには、他の商売がたきと一歩でも、二歩でも差をつけられるような、斬新なアイデアを持つことである。

販売店などを経営する方は、少しでも品物が目立つように、店内を少し凝った陳列にしてみたり、ショ-ウインド-そのものが目立つようにアイデアを凝らしたりと、こうしたちょっとした工夫も大事にする。ほんのちょっとの工夫が売り上げを上げるのに効果的なことを知っているからだ。 続きを読む ものを作るのが好きな人、嫌いな人!アイデアを形にする

治療家には発明家の素質もある?!アイデアを形にする

治療家といっても、それには鍼灸師、柔道整復師、マッサージ師、整体師、カイロプラクティック師など(他にも)、いろいろなものがある。

いま、日本では、病院より身近に相談を聞いてもらえることや、じっくり体を診てもらえるということで、こうした治療院に通う人はかなり多い。ちょっとした頭痛や腰痛だけで、病院に行って診てもらうのは気がひけても、治療院なら通いやすいということもあるのかもしれない。それに、最近の治療院では、クイックマッサージをはじめ、もっとエステ感覚に近いアロマテラピーやオイルテラピーなども取り入れるようになってきたので、治療というよりは養生としても、気楽に行けるようになったのだろう。 続きを読む 治療家には発明家の素質もある?!アイデアを形にする

治療家は創意工夫が命!アイデアを形にする

お灸の器具を工夫して使っている院長先生の話が出たので、こんどはユニークな鍼治療を行っている院長先生の話もしてみよう。

横浜のO治療院の院長は、それこそ「創意工夫」という言葉が好きで、ユニークな治療器具をこれまでにも幾つか発明してきた。たとえば、耳を掃除する綿棒が取りつけられるモーター内蔵の器具(この器具に綿棒をはめたうえで、綿先の部分を耳に入れて回転させるのだという)や、石鹸を入れるプラスチックケースにタワシが付いているもの(これで体を洗えば、石鹸と一体になっているので便利ということ)などだ。 続きを読む 治療家は創意工夫が命!アイデアを形にする

治療院専門の便利屋!アイデアを形にする

実は、私は治療院のスタッフでもあった。人間の医学とか、健康とか、また治療にも興味があったので、ある時期には、いろいろな治療家の先生のところで働いたりもしたのだ。先ほど述べた、N治療院でも整体治療の助手をさせていただいていた。

ところで、治療院には多くの治療器具があるものだが、毎回大勢の患者さんによって使われているうちに、だんだん傷んでくる。電気治療具なども断線したり、部品が磨耗したりと、どこか不良箇所が出てくるものである。それを見つけて一回でも、直したりすると、「そんなに器用なら、これも直せないか」といろいろなものを持ってこられる。 続きを読む 治療院専門の便利屋!アイデアを形にする

アイデアが熟すためにも試作は重要なステップ!アイデアを形にする

たまたま、友人のなかにも同じように、治療院の先生からいろいろと試作を頼まれてきたという者がいる。その友人に治療器具の試作を頼んでいたM先生は、実は東洋医学の世界では大変に有名な人(既に他界)だった。しかも、友人の試作による、その治療器具は、いまでも治療家の世界では、画期的なアイデアとしてよく話題になるものだ(それが何かはあえて伏せておく)。

手先の器用なその友人は、やはり自らもいろいろな治療器具をつくり、それらをアピールするようになった。とくに、弱電分野に強かったので、電子部品を使った治療具を作ることが多かった。市販されている健康器具などを分解する機会があると、さっそく中を開いて、次に作るもののヒントにしたりもした。 続きを読む アイデアが熟すためにも試作は重要なステップ!アイデアを形にする

はじめての本格的な発明体験!アイデアを形にする

何か特殊な用途にしか使われなかったり、一部の人の気しか引かないような、マニアックなものよりかは、もっと大衆に受けそうな、それでいて製作コストもそれほど掛からないような、そんな小物発明を手がけてみたい、と強く思うようになった。それが、いまから4年ほど前の、1996年(平成8年)2月頃のことであった。

そんなある日のこと、パソコン好きの友人から、インターネットやパソコンの見本市に誘われ、とりあえず、幕張メッセの会場で待ち合わせを約束した。 約束の日・2月24日は、2月の中でも、かなり寒い日であった。 続きを読む はじめての本格的な発明体験!アイデアを形にする

自分専用の試作(思索)の部屋!アイデアを形にする

ハイネック型マフラーを発案した翌日には、もう試作を試みていた。しかし、ちょうどよい布地のものが見つからず、思いきって厚めの防寒靴下を切って、それで作ることにした。偶然にも靴下の湾曲部分が、ちょうどハイネックの肩部分の湾曲に適合し、しかも2足あったので、それを縫い付けることで、イメージ通りの形とすることができた。マジックテープも購入し、オス型とメス型それぞれを、首にあたる両端部分に縫い合わせた。それを前から首に掛けるようにして、後ろで繋ぎ留められるようにしたのだ。連結した後、胸元の布地部分はシャツの中に入れるわけだ。

翌々日には試作2号、3号も作った。それらは実際のハイネックセーターを切って作ったりもした。寒い日には、それを首につけて外へ出掛けた。他人からは予想通り、普通のハイネックセーターだと思われていた。そこで、屋内に入った際に、それをここぞとばかりに瞬間に取ってみせた。 続きを読む 自分専用の試作(思索)の部屋!アイデアを形にする

個人発明家の「三重苦」は越えるべき対象でもある!アイデアを形にする

知り合いのN氏(自営業者)は、何か新しいものを発明するのが趣味である。いろいろなアイデアを思いつき、その効果を試してみたりもする。よく雑誌に紹介されているような、成功した発明家になれることも目指しているのだ。

ところが、そんなN氏には、決定的な障害があった。本人が言うには、まず、思いついた発明をうまく試作することが苦手、特許書類も自分で作成したいというのだが、文章の作成も苦手、そして、売り込みに関しても大の苦手というように、「三重苦」の状態であった。 続きを読む 個人発明家の「三重苦」は越えるべき対象でもある!アイデアを形にする

いよいよ売り込みへ!アイデアを売り込む

日本人の多くは発明を難しいものと考える傾向にあり、自分とは関係のない世界だと思っていたりする。しかし、誰でも何か、自分が秀でた分野で一つくらいは、よいアイデアを持っているものだ。そのアイデアが、他の多くの人にとっても、重宝がられるものであれば、ヒットするアイデア商品となりうるかもしれないのだ。

だから、アイデアは、単にアイデアのままにしておかないことだ。たしかに、形のないアイデアだけでも、便利なものはたくさんある。「生活の知恵」とか「裏ワザ的発想」などがそれに当たる。でも、それはまだ、単なる「ノウハウ」であるにすぎない。それでは形がないので、商品化はできない。至極当たり前のことだ。 続きを読む いよいよ売り込みへ!アイデアを売り込む

オリジナル・キャラクター作りで個性を売るのも手!アイデアを売り込む

台所用品のアイデア品など、小物発明の世界では、主婦たちの発想が、高く買われている。それは普段、主婦が台所に立つことがいちばん多いので、「不便なもの」「あったら便利なもの」などをよく見極められるからだ。

ファンシーグッズやキャラクター商品の分野などでは、多くの女子高生の声を参考に、新しいグッズが作られたりする。それは、女子高生をはじめ、若い女性が、この分野に関していちばん目が肥えているから。またキャラクターの流行は、彼女らの口コミによることも往々にしてあるからだ。

ところで、おもしろいと思うのは、いまの若者は、自分たちがキャラクター化しているということだ。それは「個性的」というのとはちょっと違い、ほんとうに漫画やアニメの中のキャラのような振る舞いであるのだ。 続きを読む オリジナル・キャラクター作りで個性を売るのも手!アイデアを売り込む

類似品調査と先願調査は必ずしておく!アイデアを売り込む

自分のアイデアと似た商品がすでに市場に出回っていた、ということはよくあることだ。その場合は、自分のアイデアのほうが後なので、それをたとえ商品化しても、それほどの売行きは期待できない。それどころか、「類似品に注意」の対象になったり、もっと悪いと「特許侵害」としてクレームを申し渡されることもあるだろう。ただ、故意に真似したものでない限り、細部に到るまで似ていることは滅多にない。

それでも、相手の特許権利の一部にでも触れていれば、真似でなくても、やはり相手から抑えられてしまうことはある。企業間では新製品開発を巡って、こうした特許上の権利を主張しあったりするのは日常茶飯事のことであり、そう珍しいことではない。特許紛争は世界的規模にまで拡大しているのだ。 続きを読む 類似品調査と先願調査は必ずしておく!アイデアを売り込む

特許電子図書館サービス!アイデアを売り込む

先願調査に関しても、やはり個人発明家であるなら、ある程度のものは、自分で行うのを心掛けたほうがよい。それなりに高度な発明であるとか、組織力があるというのなら、調査にお金を掛けてもよいとは思うが、まずは「自分で調査」をモットーにしたい。

それに、いくらコンピューターで調べられるといっても、つい最近に出願されたものは、まだコンピューターに登録されないために、調査の対象から外れてしまうこともある(過去3ヵ月前までに出願されたもの等)。もし、見つけようとしている「同等か類似の発明」が、その中にあれば(最近に出願されていれば)、どんなプロの特許調査士でも、それを探すことはできない。 続きを読む 特許電子図書館サービス!アイデアを売り込む