「趣味人倶楽部」カテゴリーアーカイブ

生活と密着した裏ワザ的なアイデアはヒット商品となりやすい!アイデアを権利化する

今、「裏ワザ」という言葉も流行っています。あるテレビ番組で、視聴者から裏ワザのアイデアを募ったところ、実に多くのアイデアが寄せられたのでした。

裏ワザを扱った番組が、あれだけ人気が高いのも、人々が常に質の高いアイデアを求めているからなのかもしれません。皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか。

「そうか、こんな方法もあったのか!」「これはすごい! これを知っているのと知らないのとでは、生活のうえで大きな違いがあるな…」など、それら裏ワザのアイデアとしての質の高さには、いつも見ていて感心するばかりです。 続きを読む 生活と密着した裏ワザ的なアイデアはヒット商品となりやすい!アイデアを権利化する

「裸のアイデア」では貧弱すぎてお金を生む力がない!アイデアを権利化する

普通の主婦が、洗濯機の糸くず取り具を発明したことで、思わぬ大金を手にできたという話をしました。そのロイヤルティ(特許権使用料)の総額は、実に3億円以上にものぼったということです。

まだ糸くず取り具が世の中になかったころ、回っている洗濯機の中に手網を入れて、糸くずをすくうくらいなら、ほかの主婦でもやっていたことかもしれません。

ところが、それではまだ不便を解消したことにはなりません。それを、例の主婦の場合は、網を洗濯機に固定する方法を思いついたのでした。

回っている洗濯機の水槽中ではうず巻き状の水流が起こっており、綿ぼこりや糸くずは固定された網の中に、ろ過されるような形で残るのです。 続きを読む 「裸のアイデア」では貧弱すぎてお金を生む力がない!アイデアを権利化する

発明・特許長者への道!アイデアを権利化する

ところで、これから何か「改良発明」を目指そうとするとき、男性と女性とでは、目を向ける「発明の対象」にも違いがありそうです。

男性の場合は、「特殊な装置や機械」とか、あるいはそうしたものの「技術的な改良」といった、どちらかというと「高度な発明」を、最初から目指しているケースが多く見受けられます。

それに比べて、女性の場合は、「ごく日常的なモノの改良」、つまり「皆が必要としているモノの改良」に目が向けられる傾向にあると言えます。

このように、男性の発明志向(思考)は「専門的・技術的」な傾向にあることから、すぐには大衆から受け入れられにくいのに対して、女性の発明志向(思考)は「大衆的・日常的」なものが多いことから、すぐにも大衆から受け入れられやすい、という違いを生む背景になっています。 続きを読む 発明・特許長者への道!アイデアを権利化する

あなたは成功する発明家の資質を備えているか?!アイデアを権利化する

【自己チェック項目】(点数式)

★下記の項目の中から、該当する番号をチェックして合計点数を出してみよう。(2:かなり該当する1:「普通」or「たまに」0:全く該当しない)

・「創意工夫するのが好きなほうだ」0.1.2
・「身の周りに不便なことがあると、その解決方法を真剣に考える」0.1.2
・「パズルを解くのが好きだ」0.1.2
・「好奇心旺盛である」0.1.2
・「モノゴトに熱中するほうだ」0.1.2
・「何でも試してみるほうだ(苦労を厭わない)」 0.1.2
・「発明で何か一発当てたいと常日頃考えている」0.1.2 続きを読む あなたは成功する発明家の資質を備えているか?!アイデアを権利化する

アイデアや技術を保護する「特許」という制度!アイデアを権利化する

自分が考えた発明や独創的なアイデアが、もし経済的な価値を生み出す可能性があるとしたら、何としてもそれを個人で管理できる権利がほしいと考えることでしょう。

たしかに、「知」(アイデア)は「富」(お金)を生み出します。また新しい経済的価値も生み出せるのです。とくに、今は個人がアイデア一つで大儲けできる時代なのです。

それで、経済的な価値を生み出す「知」の財産権ということで、今この「知的財産権」の重要性が声高に叫ばれているのです。

しかし、「物」の財産とくらべると、「知」の財産のほうは、その管理がとても難しいといえます。 続きを読む アイデアや技術を保護する「特許」という制度!アイデアを権利化する

保護するアイデアの対象が異なる4つの法律!アイデアを権利化する

あなたが自分の発明(アイデア)を権利化しようとする場合、特許の登録を受ける必要があると述べました。

ところで、その発明って、ほんとうに特許が保護の対象とするアイデアなのでしょうか。実はそれを調べてみることも大事になってくるのです。

こういうと、「えー!じゃあ、発明にも種類があるっていうこと?自分の発明は、特許の対象じゃないかもしれないの?」という声が聞こえてきそうです。

だいじょうぶ。これから一緒に調べていきましょう。 続きを読む 保護するアイデアの対象が異なる4つの法律!アイデアを権利化する

特許・実用新案・意匠・商標についてのザッとした概観!アイデアを権利化する

特許法では「発明」のことを、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」と定義しています。そして、これには、「物の発明」と「方法の発明」の2つがあります。

では、実用新案法でいう「考案」とは何を意味しているのでしょうか。

実は、これも特許法でいう「発明」とほぼ同じ内容のことを指しているといえます。ただ実用新案法では、「物品の形状・構造またはこれらの組み合わせ」に関するものを対象としていて、その範囲での、いわば小発明のことを「考案」と呼んでいるわけです。

だから「方法」(形にできないもの)については、実用新案法の対象とはなりません。このような違いから、「特許が対象とするものは大発明、実用新案が対象とするものは小発明」などとも言われてきたのです。 続きを読む 特許・実用新案・意匠・商標についてのザッとした概観!アイデアを権利化する

「特許」と「実用新案」、それぞれの登録要件を見てみよう!アイデアを権利化する

【特許登録の要件】(特許法第29条)

産業上利用することができる発明をした者は、次に掲げる発明を除き、その発明について特許を受けることができる。

1.特許出願前に日本国内又は外国において公然知られた発明
2.特許出願前に日本国内又は外国において公然実施をされた発明
3.特許出願前に日本国内又は外国において、頒布された刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明

特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項各号に掲げる発明に基づいて容易に発明をすることができたときは、その発明については、同項の規定にかかわらず、特許を受けることができない。 続きを読む 「特許」と「実用新案」、それぞれの登録要件を見てみよう!アイデアを権利化する

「意匠登録」を受けられる物品とは?!アイデアを権利化する

意匠の登録には、意匠法第3条の「意匠登録の要件」としての積極的要件を満たし、かつ意匠法第5条の「意匠登録を受けることができない意匠」の消極的要件に該当しないことが必要です。具体的な条件として、下記のものがあります。

1)工業上利用できるものであること

※この中で、「同一物の反復生産が不可能で、量産に適さないもの(一品生産的な工芸品)」や「自然物を主体にしたもの(天然物そのもの)」「純粋芸術に属する美術工芸品」などは、意匠法の保護の対象とはならない。 続きを読む 「意匠登録」を受けられる物品とは?!アイデアを権利化する

商標として登録できるもの、できないものを知ろう!アイデアを権利化する

「商標」とは、商品につける「ネーミング」や「マーク」のことをいいます。こうした「ネーミング」や「マーク」のすべてが、無条件に商標に登録されることはありません。

商標に登録されるためには、やはり商標の「登録要件」を具備していないとならないからです。また、商標の「不登録事由」に該当していないことも大事です。

商標登録を受けられる商標は、商標法第2条と第3条によれば、以下のようになります(登録要件)。

【登録要件】

(1)業務にかかわる商品または役務について使用をする商標または将来使用することが明らかな商標 続きを読む 商標として登録できるもの、できないものを知ろう!アイデアを権利化する

商標の「不登録事由」のリスト!アイデアを権利化する

【商標登録を受けることができない商標】(商標法第3条、4条)

(1)その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標

(2)その商品又は役務について慣用されている商標

(3) その商品の産地、販売地、品質、原材料、効能、用途、数量、形状(包装の形状を含む)、価格若しくは生産若しくは使用の方法若しくは時期又はその役務の提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、数量、態様、価格若しくは提供の方法若しくは時期を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標 続きを読む 商標の「不登録事由」のリスト!アイデアを権利化する

アイデアは、頭で産んだ、財産権!アイデアを権利化する

独創的なアイデアを思いついたら、それがイメージどおりのものであるか、ともかく試作してみることが大事です。同時に、それと同じか、または似たアイデアが製品として、すでに世の中に出ていないか調べてみることも大事になります。

それには、そうしたアイデアの分野を扱っている商店やあるいはデパートなどを、自分の目で見て回るといった簡単な方法もあります。

もう少し、特許の世界に詳しくなれば、そのうちには、過去に出願された「特許」や「実用新案」の中に、自分のアイデアと同じようなものがないか、調べてみることもできるでしょう。これは「先行技術の調査」と呼ばれているものです。

そうこうして調べた結果、「どうも、自分のアイデアと同じようなものは、まだ世の中に出ていないようだ」と思うようになるかもしれません。 続きを読む アイデアは、頭で産んだ、財産権!アイデアを権利化する