「健康・リラックス」カテゴリーアーカイブ

攻撃行動を満足させる方法

人間における攻撃行動はアドレナリンの分泌によって、生命の危険性に関わらず個体差があるにせよ、存在しています。

その攻撃行動は理性によって抑えられていますが、あまり抑えすぎると反動で爆発してしまう可能性もありますね。

攻撃行動のために分泌されたアドレナリンは違う行動によって発散されればいいのですが、良い代替方法が見つからないのも事実。

そんな鬱憤を溜め込んでいる人のためには、壊していいものを壊す、という破壊行動をお勧めします。

100均ショップで100円のお皿を10枚ぐらい買っておきます。

別に皿でなくとも、ガラスコップでも茶碗でも構いません。 続きを読む 攻撃行動を満足させる方法

有酸素運動のメリットと欠点

適度な運動はリラックスに効果があるといわれています。

この運動には2種類、有酸素運動とストレッチがあります。

最初に有酸素運動の効能と欠点をご紹介しましょう。

有酸素運動とは持続力が求められる運動で、ジョギングやサイクリング、水泳など呼吸を行いながら続けることから、この名前がつけられています。

確かに有酸素運動を続けると交感神経が活発化され、末梢神経まで血流が良くなり、インナーマッスルが鍛えられるので身体にいいことは間違いありません。

有酸素運動は苦しくなってからが本番で、その壁を乗り越えると苦しさを紛らわすためにエンドルフィンが分泌され、苦しさが快感に変わります。 続きを読む 有酸素運動のメリットと欠点

ストレッチで副交感神経のスイッチを入れる

有酸素運動のメリットは交感神経を活発させて血管を収縮させ、その後、副交感神経の活動時間を十分に与えることで血管を拡張、これを繰り返すことによって血管が強くなり、日常的な生活において心拍数を下げられる、つまり血圧を正常化できる点にあります。

ただし、有酸素運動は血圧が高い人には勧められないという欠点もあります。

ストレッチは有酸素運動のように交感神経を活発化させるのではなく、むしろ副交感神経を作動させるスイッチを持っているので、血圧の高い人でも無理をしなければ十分に活用できる運動です。

ストレッチは収縮した筋肉を伸ばすための運動。

収縮を伸ばすのは副交感神経の役割ですね。 続きを読む ストレッチで副交感神経のスイッチを入れる

泣くということの効能

リラックスする方法のひとつとしてお勧めしたいのが、思いっきり泣くことです。

とくに男性。

最近の若い男性は泣くことに抵抗ないのかもしれませんが、とくに中高年は「泣くな!」と教育されてきたので上手に泣くのが苦手です。

しかし、泣くという行為、それも声を上げて号泣することはストレス発散に最適な行為なのです。

悲劇的な出来事が身に起こると人間は感情が刺激されます。

上手に泣ける人は悲劇的な出来事で刺激された感情、悲しいという気持ちを泣くことで排除するのですが、泣くことが下手な人はじっと感情を抑制、それを溜め込んでしまいます。 続きを読む 泣くということの効能

事象に臨む際の緊張と向き合う方法

ストレスに対するリラックスは交感神経を休ませ、副交感神経を作動させること。

副交感神経は日中、起きている時でも作動しますが、何より活発に動かすためにはきちんとした睡眠を取ることです。

このストレスに対するリラックスだけでなく、緊張に対するリラックスもある、と冒頭で説明しました。

何かに臨む際の緊張ですね。

そういった緊張の際、必ずリラックスしろ、とアドバイスが出ますし、緊張している自分を思うだけで失敗するんじゃないか、と不安な気持ちになります。

けれど緊張している時、つまり交感神経が働いてアドレナリンが分泌されている時に副交感神経を作動させていいのでしょうか? 続きを読む 事象に臨む際の緊張と向き合う方法

高い緊張の弛緩方法は「余裕」

F-1レースドライバーはレース中、心拍数が人間の限界値を超えることが周回中に必ずあります。

その限界値を超えている時は前を走るレースカーをオーバテイクする時であり、難しいコーナーを最速で走る時、つまりレースの中でもっとも緊張する時なのです。

交感神経が全開で緊張感マックスなのに、ミスはほとんどありません。

人間の限界値を決めているのは副交感神経で、恒常性を保つために交感神経にブレーキをかけています。

人間の腕の筋肉は両腕で500kgを持ち上げることができるといいますが、普段、その重さを持ち上げることができないのは副交感神経が交感神経にブレーキをかけているからなのです。 続きを読む 高い緊張の弛緩方法は「余裕」

ストレスは本人にしか分からないもの

生真面目な人ほどストレスを抱え込むといいます。

本当でしょうか。

確かに生真面目な人がストレスを抱え、そのストレスを解消するためのリラックス方法を探そうとすると、生来の生真面目さからリラックス方法の継続性や回数などを厳密に守ろうとし、返ってリラックス方法が精神的な負担になるという悪循環に陥る可能性もあります。

しかし、生真面目な人ほど生活リズムの一定を守ろうとするので、十分な副交感神経の活動時間を与えていることもまた事実なのです。

ズボラな人はリラックスなんか必要ない、と思われがちですよね。

しかし何事にもズボラな人ならともかく、アバウトな人でも意外なところで神経質な一面を持っており、その神経質な部分でトラブルを抱えると生真面目な人よりもずっとストレスになるケースも見受けられます。 続きを読む ストレスは本人にしか分からないもの

ストレスのせいにする前に

今の世の中、「ストレス社会」などと呼ばれているほど、ストレスが身の回りに溢れているように見えます。

学校や会社の人間関係、子育て、体調の変化や加齢による不定愁訴の不安まで、最近は情報の多様化と分散から複雑さが増し、本人がストレスと感じる対象とその内容が本人しか分からず、他の人から見えにくくなってきているのが最近のストレス事情の傾向といえるでしょう。

交流関係を広げるために始めたSNSが逆にストレスの原因になる、などということは以前には見られなかった現象のひとつです。

また社会全体もストレスの枠を拡大し、多用しているのでちょっとした体調不良や精神的不安定をすぐにストレスへ結びつけて解決しようとする傾向も見られます。 続きを読む ストレスのせいにする前に

わけの分からないことを定義に当てはめるのは人間の性?

多くの人は、うまくいかないことやワケのわからないことの原因を定義に当てはめることで納得しようとします。

これは古来、人が知性を芽吹いた時からの習性で、その最たる例が宗教ですね。

かつて、雷は天の神が雷槌を振り下ろしたことから発生すると信じられていました。

今こそ雷は上昇気流と氷粒の静電気によって起きる現象と知られていますが、原因の分からない古代、それは人以外が起こす超常現象として捉えられていました。 続きを読む わけの分からないことを定義に当てはめるのは人間の性?

ストレスは恒常性を保つために不可欠

身の回りに数多くあるストレスと呼ばれている原因をきちんとストレスと認識するためには、ストレスとは何か?という内容をきちんと把握、つまりストレスそのものを知っておく必要があります。

ストレスとは原因ではなく身体的反応です。

もっとも簡単な例を紹介しましょう。

喉が乾いた時、水が飲みたいという気持ちが働きますが、これがストレスです。

喉が乾いている状況がストレスという身体的を引き起こすこと、つまり喉が乾いていることがストレスの要因なので、この要因をストレッサーと言います。 続きを読む ストレスは恒常性を保つために不可欠

社会的ストレスも基本的には恒常性を保つため

前項では生命の恒常性、ホメオスタシスを保つために自律神経系が喉が乾いた、というストレスを発散させる話をしました。

このストレスがなければ体内からどれだけ水分が失われているか本人は分からず、やがて恒常性が失われて生命維持の機能が働かなくなり、死んでしまいます。

お腹が減った、とか眠い、という身体的反応も基本的には恒常性を保つためのストレスであり、これらストレスがなければ水分と同じように生命を維持していくことはできません。

つまりストレスのもっとも根源的な部分には生命の維持があり、生きていくためには必要不可欠な身体的反応でもあるのです。 続きを読む 社会的ストレスも基本的には恒常性を保つため

緊張のドキドキは自己防衛本能から

誰かと喧嘩した時や自分の悪口を陰で言われていると知った時、怒りでドキドキしてきて興奮が収まらない時が誰でもあります。

仕事で失敗、上司やクライアントに怒られた時、同じように怯えからドキドキして震えが収まらない時もあるでしょう。

これらのドキドキ、つまり身体的反応は感情として異なっても自律神経系による恒常性の保持としては同じ反応で、さらに言えば好きな異性を目の前にしてドキドキするのも、じつは同じなのです。

ただし異性に対するドキドキは怒りや震えとは違った本能なので、ここでは怒りや震えについて取り上げましょう。 続きを読む 緊張のドキドキは自己防衛本能から