「バレンタインデー」カテゴリーアーカイブ

こんな世の中だからバレンタインデーの古典から始める

女性から男性へ愛情を込めてチョコレートを贈る日、バレンタインデー。

日本独自のイベントとして発達してきました。

仕掛けたのは日本の製菓会社。

1970年頃に普及したといいますから、まだまだ歴史、浅いものですね。

愛情を込めた贈答という意味ではなんの問題もありませんが、この中には女性から男性へ愛の告白をする、という行為も含まれています。

最近の若い男女はクールですから、チョコレート渡したぐらいで恋愛が一変するわけじゃないでしょ?なんて思う人が多いかもしれません。

そんなクールな感情持っているからいつまで経っても結婚できないんですけれど。 続きを読む こんな世の中だからバレンタインデーの古典から始める

二元性の間で揺れる乙女たちへ

女が男に愛の告白をするバレンタインデー。

なんとも前時代的です。

それに、いかにもモテない女のために情けをかけられたイベントの匂いがプンプンします。

モテる女は放っておいても男から愛の告白をしますし、アクティブな女はバレンタインデーなんてトリガーがなくても頻繁に男へアプローチをかけています。

プライドの高い女であれば、ましてバレンタインデーに意中の男へチョコレートなど贈らないでしょう。

言ってみれば、これが、現在の日本の恋愛事情であり、バレンタインデー事情とも言えます。 続きを読む 二元性の間で揺れる乙女たちへ

バレンタインデーの前に下地を作る

バレンタインデーが女から男への愛の告白をする日、と言われても、いきなりチョコレート贈られて「好きです」とか告白されたら男、困惑します。

考えてみれば女性から一方的に愛の告白をするって、一種のセクハラですよね。

言われた男は告白した人になんらかの対応を行わなければなりませんし、対応を一歩間違えると女同士から鬼畜扱いされること必至、その後の人生に大きな影を落としかねません。

男を路頭に迷わせないためにも、告白は慎重に行いましょう。

告白する相手は恋人未満であるはずなので、まずは意中の人が困惑しないための下地作りが必要。

チョコレート(あるいはそれ以外のプレゼント)は前述したようにトリガーであり、最終兵器と考えてください。 続きを読む バレンタインデーの前に下地を作る

孫子の兵法とバレンタインデー

バレンタインデーの告白を成就させるための下地作りに必要なのは戦術です。

ニッコロ・マキャヴェリが16世紀に書いた「戦術論」が後世の軍事学に大きな影響を及ぼしたように、スティーブ・ジョブズがプレゼンの最後に「そうそう、忘れていました、これがアップルの最新作です」とポケットからiPhoneを取り出したように、戦術はいかなる状況下でも必要であり、恋愛も例外ではないのです。

戦術に関して、参考とするのは中国春秋時代の兵法書。

ご存じ、軍事思想家の孫武が書いた「孫子」ですね。

孫子の戦術が恋愛に向いているのは「戦わずして勝つ」という思想、戦闘を行うには短期決戦を主義としている点です。 続きを読む 孫子の兵法とバレンタインデー

情報戦を使って主導権を握る

バレンタインデーは女から男に愛の告白をする日、つまり女性側からアクティブに攻める日なので、下地の段階から女性が積極的に動きやすい環境にあると言えます。

これは戦術から見れば大変に有利なこと。

孫子の兵法には「主導権を握って変幻自在に戦え」という戦術があります。

先手必勝は短期決戦の重要な戦術でもあり、先手を取ることが主導権を握ることにもつながります。

では、情報戦における先手必勝と変幻自在の戦術、その一例を上げてみましょう。

恋愛の戦術として用いるのは「偶然」です。 続きを読む 情報戦を使って主導権を握る

偶然という演出が恋愛のスパイスになる

バレンタインデーの恋愛成就のためには戦術が必要です。

「主導権を握って変幻自在に戦え」は孫子の兵法ですが、主導権を握るための変幻自在、最初は「偶然」を利用するところまで話しました。

ロマンチックな出会いに「偶然」は欠かせません。

運命の出会いは必ず偶然から起きるもの、と相場が決まっています。

偶然こそ、恋愛の大切なスパイスなのです。

だからといって路地の角で待ち伏せし、無理やり意中の人と正面衝突する必要はありません。

最初は偶然を装い、微笑むだけでいいのです。

何しろ、これは下地作りなので、焦ってその場でなんとか会話に持ち込む必要はありません。 続きを読む 偶然という演出が恋愛のスパイスになる

会話のきっかけは相手の興味あることを訊ねる

バレンタインデーは女から男へ告白する日、つまり女性が積極的なアプローチを行える日でもあります。

したがって下地の段階から女性がアクティブになることに何の問題もありません。

戦略としての「偶然」に対して、指をくわえて黙って見ている男ならば、貴女から会話の緒を作ることは次の戦術のひとつであり、主導権を握る方法のひとつと割り切ることも必要です。

それまで1人の時間にいた意中の人は、突然の侵入者にペースを乱されます。

通勤時間に読んでいた新聞の文字は目に入らなくなり、ジョギングをしていた人は走る前から会えることを期待し、本屋で好きな新書を探している時でも背表紙のタイトルを見ながら周囲を見回すことでしょう。 続きを読む 会話のきっかけは相手の興味あることを訊ねる

情報戦では自分ともっともかけ離れたところを探る

バレンタインデーの戦術、「偶然」に成功してもそれは情報戦の緒に過ぎません。

本番はこれからです。

偶然から会話ができたとしても、その後の発展がなければ恋人未満のままで終わってしまうので、ここは短期決戦、一気に情報収集してたたみ掛けましょう。

まずは意中の人の女性の好み、大胆に聞きます。

まあ、男の返答なんてたかが知れているので、大体は予想がつくものです。

「家庭的な人」とか「やさしい人」とか「自分を持っている人」とか、抽象的かつ曖昧です。

ただ、抽象的かつ曖昧な返答をする男は意中の女性がいないという証でもありますが。 続きを読む 情報戦では自分ともっともかけ離れたところを探る

バレンタインデー戦略!奇襲攻撃のコツ

バレンタインデーの戦略に孫子の兵法は戦術として高い有効性を持っています。

「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」、まあ、百戦もする必要はありませんが、意中の人を射止めるためには情報戦が大切であることは前述しました。

次の戦術は「敵と対峙する時は正攻法の作戦を起用し、戦いの方法は奇襲をかける」です。

意中の人の好みで貴女ともっとも遠い部分を探すのは、それがもっとも奇襲性がある、つまり貴女がもっとも変わる部分だからです。

たとえば意中の人が「ショートヘア」が好き、と言い、貴女がショートヘアであった時はあまり効果がありません、というか、かなり脈ありの発言になってきますね。 続きを読む バレンタインデー戦略!奇襲攻撃のコツ

意中の人の不意を突く台詞を言う

バレンタインデーにおける意中の人を戦略するための戦術もいよいよ佳境です。

これまで情報戦、奇襲戦法を使い、もはや主導権は貴女のもの。

だからといって安心してはいけません。物事はすべて詰めが大事。

詰め、というのは将棋用語で、これがチェスならチェックメイトとなります。

将棋で詰めの手順を間違え、そのまま形勢逆転というケースも多々見られるので、十分に注意しましょう。

では、最終局面を迎える前に布石を打ちましょう。

布石、というのは囲碁の用語ですね。 続きを読む 意中の人の不意を突く台詞を言う

意中の人の困惑を招いて期待感と不安感を高める

バレンタインデーに意中の人を戦略するための、最後の布石の言葉を紹介しました。

「バレンタインデー近いけれど、チョコ好き?」

平然と言われたら、男はかなり緊張します。

なにしろ現状、恋人未満でありながら「偶然」から距離が縮まり、今や微妙な関係です。

そこでバレンタインデーの話題が急に出れば期待が一気に膨らむことは間違いありません。

しかし、決め台詞をもう一度、読み直してみましょう。

チョコが好きかどうか聞いているだけで、プレゼントするから、とはどこにも書かれていません。 続きを読む 意中の人の困惑を招いて期待感と不安感を高める

戦術において退路の確保は重要と心得る

戦術において、退路を確保しておくことは常に忘れてはいけません。

退路とは戦いが劣勢になった時、挽回するための重要な戦術なのです。

退路を絶ち、不退転の覚悟、といえば聞こえはいいですが、勝てばまだしも負けた場合は討死しか残されていません。

もちろん、恋愛でもバレンタインデーでも当てはまりますね。

最後の勝負、チョコレートを渡した段階で「ごめんね」と頭を下げられたら今までの下地作りはなんだったのか、と文句を言われること必至ですが、最悪の状況を考えることも、また戦術を立てる上で欠かせないことです。

意中の相手と顔を合わせる機会が少なければまだしも、職場内とか同じサークルとか、常に顔を合わせる状況下での討死は致命傷となってしまいます。 続きを読む 戦術において退路の確保は重要と心得る