「婚活初級講座」カテゴリーアーカイブ

なぜ婚活が世の中の注目を集めることになったのか?

「婚活」という言葉が登場したのは2007年。

オールマイティな言葉なので一気に蔓延しました。

就職活動と同じように、結婚活動を積極的に行うという意味ですね。

就職活動を積極的にやらなければいけない理由としては求人難があります。

世の中、不景気ですから採用する会社側も人選せざるを得ません。

では、結婚活動を積極的に行わなければならない理由というのは何でしょう?

婚活が男性、女性のどちらかに偏っているとしたら、需給バランスの崩れがありますが、男女比率なんてそれほど変わったわけでもないし、就活と違って年齢幅もあるので、就活に比べれば条件的に結婚活動はそれほど難しいことではありません。 続きを読む なぜ婚活が世の中の注目を集めることになったのか?

草食系男子の本音を覗く

婚活が盛んに行われる状況、原因はどこにあるのかというと、これはもう簡単。

単純に男がだらしなくなっているからです。

草食系男子、なんて呼ばれて平然としていられる男は確かに結婚に向きません。

ただ、草食系男子は意図的に草食を振る舞っています。

内面的には男性的本能を持っていますが、それを表面に出していないだけです。

なぜか?その方が気楽だからですね。

そもそも、オスはメスの出産という大切な役目とは無縁です。

受精に対する提供さえ行えばいいのがオスの本能です。 続きを読む 草食系男子の本音を覗く

若い男性が欲求の衝動では決して得られないもの

若い男性が結婚したがる理由は何か?これは女性より強い衝動があります。

自分の遺伝子を多く残したいという本能ですね。

その衝動はシンプルに現実の女性へ向けられていましたが、衝動をお金に変える産業が発達したことによって、男は衝動を分散させることが簡単にできるようになりました。

その意味で現在は女性にとって受難の時代でもあり、それは今後、さらに加速していきます。

したがって、女性は男性を本能的に惹きつける魅力を持たないと、さらに婚活は難しい状況になっていきます。

巷では女子力アップなどと美しさを保つためのケアや習い事、さらには恋愛をテクニックやマニュアルで解説していますが、それはあくまでも女性の目線であることを知っておいてください。 続きを読む 若い男性が欲求の衝動では決して得られないもの

新婚夫婦の家に泊まった友人の後悔

こんな話があります。

友人仲間で女性にモテる男が結婚しました。

正直、周囲は驚きました。

なぜなら、けっして美人とはいえない女性と結婚したからです。

口さがない友人たちは内心、嘲り、優越感を持ちました。

友人の1人はさぞ後悔している彼を冷やかし半分、後悔している彼を見て自分が優越感を得るために、深夜、終電がなくなったから泊めてくれと口実を作って遊びに行きました。

新婚夫婦にしてみれば、これほど迷惑な友人はいません。

最初に快く迎えてくれたのは新婦。 続きを読む 新婚夫婦の家に泊まった友人の後悔

ネットではびこる恋愛系マニュアルのルーツ

1980年代から90年代にかけて、若年層のバイブル的存在となった雑誌がありました。

男性向け「POPEYE」と女性向け「Olive」ですね。

ポパイなんてとっくに廃刊になっていると思ったらまだ発刊していました。

オリーブは廃刊になっていますけれど。

シティボーイなんて言葉はこのポパイから生まれています。

で、この2冊は一世を風靡したんですが、とくに人気を集めたのがマニュアル系でした。

なかでもデートだとか恋愛とか、それまで若い男女の悩みの種を明快な方法論で示してくれたのだから、読者が飛びつくのも無理はありません。 続きを読む ネットではびこる恋愛系マニュアルのルーツ

策を弄するマニュアルに成果はなし

女性向け恋愛マニュアルには、時々、とんでもないことが書かれています。

「付き合い始めて最初の頃のデートは3回に1回は断ること。相手を焦らし、ミステリアスな部分を演出することで、相手はより一層、貴女に興味を持つはずです」なんて。

「自分からデートを誘ってはダメ。安っぽい女に見られます。他の男性にも、そうやって積極的なのか、という疑心も持たれます。デートは必ず相手から誘わせるように仕向けましょう」こんなことも。

いったい、いつの時代の話でしょうか、これ。

いかにも恋愛を駆け引きで楽しんでいたバブリーな頃のマニュアルです。

今、こんな駆け引きをしたら男はあっさり引いてしまいます。

恋愛をゲーム的感覚で楽しめる男なんて少数ですし、ゲーム的感覚で恋愛をできるような男は相手にしない方が無難です。 続きを読む 策を弄するマニュアルに成果はなし

間違いだらけの男性向け恋愛マニュアル

男性向け恋愛マニュアルになると、呆れて物が言えないほどです。

「デートの終盤は居酒屋で決まり!たっぷり酔わせて優しく介抱しよう!」とか。

「デートの待ち合わせには少し遅れて行き、スーツ姿で仕事の帰りに、相手のために無理やり時間を作ったと思わせる。デートの最中、ちょっとノートパソコンでも開いて仕事のフリでもすれば、相手は仕事のデキる男と思うはず!」など。

「狙った女性の友人に親しく優しくしておき、いい人、と認識させて友人から狙った女性へ好感度を伝えさせれば、距離はグッと縮まるはず!」こんなのも。

ここには書き出せないような恥ずかしい教則が飽きるほど連ねられています。

自分をいかにモテるように演出するか、そればっかりの記事で、どうしたら女性が喜ぶか、という手法すら語られていません。 続きを読む 間違いだらけの男性向け恋愛マニュアル

男女の仲を近づける情報は有効か?

男女の比率はたいして変わっていないのに、男女の仲を遠ざけている事情というのが見えてきますよね。

恋愛マニュアルだとかテクニックなんていうのは氷山の一角に過ぎません。

他にも、年齢に相応しい年収、だとか、結婚は何歳までにしておかないと後悔する、だとか、女性が好むイタリアンレストランはここだ、とか、医者や公務員と合コンする方法、だとか、男女の仲を近づかせるような情報が溢れかえっています。

本来、自然とくっつく男女の仲には男女の本能が働いています。

人間は道具を使うことによって本能部分を覆い隠してきました。

情報はまさに道具です。

あらゆる情報を身にまとえば、道具を振り回して便利で快適になり、相手を威嚇することもできます。 続きを読む 男女の仲を近づける情報は有効か?

1980年代より一気に増えた未婚率

2010年度の総務省国勢調査によると、未婚化の推移は男女ともに確実に増えています。

1980年の女性年齢別未婚率を見ると、25~29歳は24%、30~34歳は9.1%、35~39歳は5.5%でした。

25~29歳の未婚率が一気に加速するのはここから。

1995年には50%に届きそうになり、2010年には60.3%と、ついに半数を突破しています。

30~35歳、35~39歳は、この年齢層ほど急激ではありませんが、2010年にはそれぞれ34.5%、23.1%となっています。

男性になると悲惨ですね。1980年の段階でも25~29歳は55.1%も未婚でしたが、2000年には早くも70%に達し、そこからほぼ横ばい状態で、2010年では71.8%。 続きを読む 1980年代より一気に増えた未婚率

婚姻率のバランスは都市部に集中

男性の方が結婚を諦めているという例を如実に表わしているのが、国立社会保障・人口問題研究所が発表した生涯未婚率の年次推移です。

生涯未婚率というのは45~49歳と50~54歳未婚率の平均値であり、50歳時の未婚率と定義されています。

同じく1980年を基準にしてみると、女性は4.45%、男性の方が下回っており、2.26%でした。

ところが男性はこの80年を境に、一気に急上昇します。

2000年には10%を超え、2010年には20.14%に達しています。

これに比べて女性の上昇率は緩やかですが、それでも2010年には10.61%。

男性の生涯未婚率に関しては、地方都市の過疎化という深刻な問題が含まれています。 続きを読む 婚姻率のバランスは都市部に集中

山形県が実施している婚活イベント

一応、婚姻率の低い県では婚活を行っているところもあります。

たとえば山形県。

県庁には子育て支援課というのがあり、県委託事業として「やまがた結婚サポートセンター」を運営しています。

このセンターに入会すると、1対1のお見合いができたり、県内の出会いイベントに参加できたり、企業内独身者同士の異業種交流などに参加できます。

イベントも面白そうですね。

たとえば「“むらコン活”バスツアーin仙台 光のページェント」。

ニッカウイスキー仙台工場で見学と試飲、それから仙台泉プレミアム・アウトレットでショッピング、仙台アークホテルでディナーを楽しんだ後は光のページェントが輝く仙台市内で自由行動、と、お膳立てもしっかりしています。 続きを読む 山形県が実施している婚活イベント

小規模単位の自治体が行う婚活

県単位ではなく、もっと過疎化が進んでいる町村単位でも独自で就活しているところは多くあります。

たとえば宮崎県の西米良村。

内陸部に属し、面積の96%は山林で、宮崎県ではもっとも人口の少ない村ですが、あえて婚活と謳わず、ワーキングホリデー制度を設けています。

昼夜の温度差が激しいため、この気候を生かして柚子や花の栽培が盛んですが、種まきや出荷時は繁盛期になるので外部から人を招き、農作業を手伝った賃金で宿泊や食事を賄えるシステムを取っています。

村民との交流から定着する人もいるそうです。

福島県の昭和村では伝統的な「からむし織り」の研修制度を設けています。 続きを読む 小規模単位の自治体が行う婚活