「人間関係で大切なこと」カテゴリーアーカイブ

聞き上手は自らを成長させる

人間関係を良好にする手段はコミュニケーションですが、だからといって会話のために自分のことだけをベラベラと喋り続けるのは友人を失うことにもつながります。

前出した実業家のデール・カーネギーは次の言葉を残しました。

「あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身に対して持っているのである」

つまり相手も貴方のことではなく貴方と同じように自分のことを喋りたいのです。 続きを読む 聞き上手は自らを成長させる

花を差し出せば手元に香りが残る

これまで対人関係を良好にする名言集を並べてみました。

振り返ってみると、古来、誰でも対人関係では悩みを持ち、だからこそ対人関係に関する名言は数多あるわけですが、これらの名言、もっと突き詰めて考えると、結局のところは貴方自身、もっと成長しなさいというところに行き着いてしまいます。

相手を変えようなどとおこがましいことは考えず、友人を得るためには自分自身を変え、喧嘩してもけっして怒らず、嫉妬を感じても相手を讃え、そして人の話を聞く方に回れ、と。

確かにこれらを実践できたら聖人君子、人間関係が損なわれることはありません。

もちろん、聖人君子なんてなる必要はありません。

本当に良好な人間関係を築こうと思ったら、愚者と賢者をしっかり見極める判断力をつけ、相手によって対人関係の距離を保つことの方が重要です。

結局のところ、誰彼なく人間関係を良好にしようと思えば、それはアリストテレスの言葉のように「多数の友を持つ者は一人の友も持たない」ということになってしまうのですから。

対人関係を良好に保つコツはうまく立ち回ることです。

そのためにはつねにコミュニケーションの花を用意して、相手に差し出す準備をしておきましょう。

最後に、対人関係でもっとも役立つ諺をひとつ。

「花を差し出せば手元に香りが残る」