「運とツキの話」カテゴリーアーカイブ

世界各国で通用する「マーフィーの法則」

「マーフィーの法則」には明らかに法則としての欠陥、前後即因果の誤謬を踏まえて成り立っていますが、それをあえて無視して強行突破、帰納による確率の推論方法も個人的思い込みの深度で言い切っているところに面白味があります。

またアメリカの事例による法則でありながら、日本でも十分に通用する内容で、結局のところ、人間性の本質において宗教や人種の下にあるプリミティブな部分では大差ない、と思わせるところに親近感を覚えさせてくれます。

“He who laughs last-probably didn’t get the joke.”

最後に笑う者はジョークが分からなかった、多分。

と、こんな意味でしょうか。 続きを読む 世界各国で通用する「マーフィーの法則」

「いまさら言われても」のマーフィーの法則

「マーフィーの法則」のなかでもっとも多く登場してくるのが仕事上の経験則。

それだけ皆さん、仕事上の問題で頭と心を悩ませている、ということなんでしょうね。

それではいくつか、仕事上の経験則をご紹介しましょう。

“The man who can smile when things go wrong has thought of someone he can blame it on.”

窮地で笑える者はすでに責任をなすりつける人を思いついている、といったところでしょうか。

TV局のプロデューサー辺りにごっそりいそうですね。 続きを読む 「いまさら言われても」のマーフィーの法則

とても優れた解決方法

「マーフィーの法則」から仕事上の経験則、続けましょうね。

“A good solution can be successfully applied to almost any problem.”

とても優れた解決方法は、ほとんどの問題の解決に適用できる、ですね。

では、その優れた解決方法は何か、という点に言及していないところが「マーフィーの法則」のウィットに富んだところなのですが、野暮を承知で、その優れた解決方法を言ってしまうと、「とりあえずなかったことにしちゃお?」なんですね。

この、とても優れた解決方法を身につけることができれば、貴方も必ず出世できます。 続きを読む とても優れた解決方法

多機能器具はどの機能もまともに動かない法則

「マーフィーの法則」における仕事上の経験則は他にもいろいろあるのですが、意外と多いのが機器、機械の特性について。

こちらもユニークでリアルな経験則なので紹介しますね。

“Multiple-function gadgets will not perform any function adequately.”

多機能な調理器具はどの機能もまともに動かない、という訳ですね。

実際、調理器具に限らずコンパクトで多機能なんて売り文句の電化製品にロクなものはありません。

電子レンジにスチームオーブンつけてスイッチひとつでいろんな料理ができますよ、とか言いながら、完成した料理はいつもマニュアルに載っている料理の写真とまったく別物になっていることも、キッチンの法則のひとつです。 続きを読む 多機能器具はどの機能もまともに動かない法則

探しものが見つかる場所

「マーフィーの法則」の真骨頂といえば、やはり生活上の経験則。

誰もが頷いて心の中でニヤニヤしてしまう、そんな経験則を紹介しましょう。

“You always find something in the first place you look, but you never find it the first time you look there.”

探しものは最初に探す場所に必ずあるけれど、最初に探した時には見つけられない、という意味です。

付け加えるならば、家中をひっくり返して徒労を感じた途端、最初に探した場所から出てくる、あるいは諦めた時に出てくる、ですね。

これを「探しものは必要でなくなった途端に出てくる法則」といいます。 続きを読む 探しものが見つかる場所

自分なりの「マーフィーの法則」を見つける

ここで紹介した「マーフィーの法則」はほんの一例で、バカでも使える機械を考案すると必ずバカはそれを上回る、とか、誰もが理解できる説明を誤解する人が必ずいる、とか、まだまだユニークな経験則が掲載されています。

これらの経験則、けっして「マーフィーの法則」が最初というわけではなく、世界中で類似する内容が諺や常套句として定着しています。

日本だったら「転べば糞の上」とか「泣きっ面に蜂」とか。

フランスではLa loi d’emmerdement maximum(くそったれの法則)と呼ばれ、イギリスではSod’s Low(こんちきしょうの法則)が建物解体業者の常套句とされています。

“The unexpected happens, and you’d better prepare(be ready)for it.” 続きを読む 自分なりの「マーフィーの法則」を見つける

ジンクスは打ち破るためにある

帰納の推論方法で一般化させた法則が見事に破られ、首を切られた可哀想な七面鳥の話を覚えていますか?

ここで他の七面鳥たちにはジンクスが生まれます。

朝7時に餌を与えられ続けるとクリスマスの前日に首を切られる。

このジンクスは「優勝旗は白河の関を越えない」並に事実例の多いジンクスとなりますが、駒大苫小牧高校のようにけっしてジンクス通りになるとは限りません。

2010年8月13日13時13分、イギリスの航空ショーを見ていた13歳の少年3人に雷が落ちました(これは事実)。 続きを読む ジンクスは打ち破るためにある

人生に幸運、不運はつきもの

誰でも幸運だけで生きたいものです。

こればっかりは本人がどうにかできるものではありません。

どちらも突然に訪れ、右往左往、翻弄されるのが人生、ともいえます。

幸運、不運が論理的に解明されるのであれば呼び寄せることもできるし、避けることもできますが、それができるくらいなら世の中、戦争もなく穏やかで理想的な環境になっていることでしょう。

世の中には解明できないことがたくさんあり、幸運、不運もそのひとつ。

誰でも不運を嫌い、幸運を好みます。

できれば人生、幸運だけで終わりたいものですよね。 続きを読む 人生に幸運、不運はつきもの

石は最強のラッキーアイテム

まずは世界中のラッキーアイテム、石。

とくに女性の方は石がお好きですよね、キラキラ、ピカピカ光った石が。

そのために男性はなぜか給料の3ヶ月分を費やしたり、結婚10周年や20周年を迎える度に、なぜかまたピカピカしているだけの石を贈らなければならないのは世の男性の納得のいかないところですが、やはりピカピカ光るだけの石でも女性を捉えて離さない魔力を持つのが、また貴石である所存でしょう。

日本でパワーストーンと呼ばれる石は貴石、半貴石だけでなく金銀などの貴金属、鉱石、さらに鼈甲や象牙などの生物的材料まで含まれ、稀にガラス加工品まで含まれることがあります。

ちなみにパワーストーンと表現しているのは日本だけで、英語圏ではクリスタルパワーとか単純にジェムストーンと呼ばれています。 続きを読む 石は最強のラッキーアイテム

70年代のムーヴメント

1960年代、世界中は好景気に湧き。裕福な生活は物欲に目を向けました。

日本でも高度成長時代が訪れ、第二次大戦の傷跡も薄れ始めた頃、その象徴として1964年、日本で初めて東京オリンピックが開催されています。

その一方、アメリカでは1960年代後半よりベトナム戦争が泥沼化、アメリカ国内で反戦ムードが高まるなか、物欲よりもスピリチュアルなことに目を向け、自然と愛と平和と自由を愛するヒッピー文化が生まれました。

もちろん、このムーブメントは日本にも飛び火しています。

自然回避のファンションスタイルはなぜか裾が幅広のベルボトムにワケの分からないメッセージが刻まれたTシャツが好まれ、髪は男も女も長く伸ばし、フォークギターを片手に愛だの人生だの、貧乏でもいいから手をつないで生きていこう、僕の髪が肩まで伸びたら結婚しよう、なんて歌っていたのです。 続きを読む 70年代のムーヴメント

ヒッピー文化の発端はベトナム戦争

戦争は国家存亡、民族存亡をかけた武力解決です。

第二次世界大戦下の日本を見れば分かるように、国民一致団結の元、滅私奉公して危機を乗り切ろう、的な国民誘導はどの国でも行われて当たり前のことでした。

もちろん、ベトナム戦争も当初はアメリカにその空気が漂っていました。

共産圏に乗っ取られるベトナムを救うためにアメリカは正義を持って立ち上がった、というアメリカお得意の、世界の警察的発想です。

世界各国のジャーナリストを歓迎、ベトナムにおけるアメリカの活動をつぶさに世界へ発信することでアメリカの建前を守ろうとしました。

しかし、現場ではまったく違う現実がありました。 続きを読む ヒッピー文化の発端はベトナム戦争

ラブ&ピースとクリスタルパワー

開かれた戦争ともいえるベトナム戦争は当初のアメリカの思惑とは異なり、アメリカ国内で厭戦ムードが蔓延します。

そのひとつがヒッピー文化、反体制と平和主義と精神的世界観だったわけですね。

彼らの合言葉はラブ&ピース。

そのサインが、人差し指と中指を広げる形。

したがって今、若い子たちが写真を撮る時に必ず行うポーズの起源は70年代ヒッピー文化までさかのぼり、昭和の匂いどころか当時の世代の恥部みたいなものですから、できればもうちょっと違うオリジナルのポーズをした方が、気恥ずかしくないはずです。 続きを読む ラブ&ピースとクリスタルパワー