「脳トレ活用法」カテゴリーアーカイブ

簡単な脳トレは簡単な効果しか得られない!脳トレ活用法

脳のトレーニング、脳トレがまた注目を浴びつつあります。

スマートフォンという新しいデバイスが登場したことによって、古い脳トレがアプリケーションという衣をまとい、新しく見えて、いつでもどこでも脳トレができるようになったことがひとつの要因になっています。

さて、誰もが一度はトライしてみる脳トレ、果たして効果があるのでしょうか?

まあ、やらないよりはやった方がいい、という程度です。

いろいろな脳トレの方法がありますが、それらをある程度やって効果が見られるのは、脳トレの方法だけが向上することです。 続きを読む 簡単な脳トレは簡単な効果しか得られない!脳トレ活用法

脳トレも筋トレも方法は基本的に同じ!脳トレ活用法

まず、脳も身体もトレーニング方法は同じと考えましょう。

たとえば筋トレといっても背中の僧帽筋や肩の三角筋、胸の大胸筋に腕の上腕二頭筋、お腹の腹直筋やお尻の大殿筋、太ももの大腿四頭筋にふくらはぎのヒラメ筋などさまざまな筋肉に対して適したトレーニングがあります。

また筋肉を鍛える目的によってもトレーニング方法は異なってきます。

同じ陸上競技でも100m走は瞬発力が求められるので速筋を、マラソンは持久力が必要となるので遅筋を鍛えなければなりません。

サッカー選手はその両方が求められるように、スポーツの数だけ鍛える筋肉が違うと言ってもいいでしょう。 続きを読む 脳トレも筋トレも方法は基本的に同じ!脳トレ活用法

脳トレは記憶力から始める!脳トレ活用法

脳の機能は人間の行動を決める際に重要な役割を果たします。

それは意識下において行なわれることもあれば無意識のうちに行動することもありますが、いずれにせよ、脳が行動を決めていることに間違いはありません。

この行動を決める脳の働きは多岐に渡っていますが、ここでは脳を鍛えるという意味で記憶力、思考力、発想力、感情の4つに分けましょう。

この4つの根本となるのが記憶力ですね。

記憶した事柄をつなぎ合わせて論理的な組み立てができれば思考力となり、記憶の形態を変化させれば発想力となり、過去の痛みや喜びの記憶があるから感情が生まれてきます。 続きを読む 脳トレは記憶力から始める!脳トレ活用法

記憶力と加齢は関係なし!脳トレ活用法

歳を取ってくると若い芸能人の顔がすべて一緒に見えて名前も覚えられない、とか、会話の最中に出てくる人の顔が思い出せても名前が出てこない、とか、物を置きっぱなしにしてそれがどこか思い出せない、などという現象、歳のせいにしていませんか?

若い芸能人の名前や顔を思い出せても名前が出てこない、といった現象はそれだけ重要なことではない証拠。

歳を取ってくると他にも重要な覚えることがたくさんあるので、どうでもいいことは忘れてしまうだけなのです。

また物忘れがひどい人は歳を重ねたからではなく、決まって若い時から物忘れしている人。 続きを読む 記憶力と加齢は関係なし!脳トレ活用法

脳の研究は宇宙と同じくらい未知数に溢れている!脳トレ活用法

脳の研究はもっとも進んだ医学分野のひとつでありながら、未解明の部分を多く残している分野でもあります。

宇宙を研究する天文学や地球のことを研究する地質学も最先端技術を持ちながら未解明部分が多いことに似ていますが、考えてみれば現在の学問、これだけ情報量を持ちながら肝心な部分が分かっていないという、本当に文明社会なのかと疑いたくなるような現実ですね。

スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークが「2001年宇宙の旅」で類人猿の放り投げた骨が一瞬にして宇宙船に変わる場面がまさしく現在を象徴しているとも言えます。 続きを読む 脳の研究は宇宙と同じくらい未知数に溢れている!脳トレ活用法

記憶の時間分類!脳トレ活用法

現在、記憶の研究は脳の表面的変化と記憶のアウトプットの臨床実験から導かれた途中経過しか分かっていないと説明しました。

では途中経過の段階で分かっていることから脳トレを進めていきましょう。

記憶はさまざまな形で分類されています。

まず、記憶が維持される時間の分類からいきますね。

記憶には超短期記憶(感覚情報貯蔵)、短期記憶、長期記憶の3種類があります。

超短期記憶は感覚器官に残る記憶で、視覚で1秒弱、聴覚で4秒間と言われています。 続きを読む 記憶の時間分類!脳トレ活用法

記憶の状況分類!脳トレ活用法

前項では維持記憶の時間分類について説明しました。

いわば記憶のインプットですね、

今回は記憶の再現方法、アウトプットの分類について説明しましょう。

猫、という言葉はほとんどの人が知っていますね。

4ツ足で歩いて光の加減で瞳孔が変わり、黒や白、縞などさまざまな体毛の種類を持つ動物で、これに個人的な情報が加わって猫という記憶が形成されていきますが、この猫という言葉の意味を記憶していくことが意味記憶。 続きを読む 記憶の状況分類!脳トレ活用法

連呼型CMは長期記憶の典型!脳トレ活用法

脳の構造を語っているとこのコラムはそれだけで終わってしまいそうなので、そろそろ記憶力を高めるトレーニング、脳トレの話をしましょう。

記憶の分類についてはひと通り説明が終わりました。

記憶は思考力や発想力、感情などすべての土台となるので、記憶力を高めることが脳そのものを鍛えることにつながります。

50~60代の人なら誰でも覚えているCMのフレーズがありますね。

「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂~♪」とか、「スカッとさわやか、コッカコーラ~♪」とか、「おおきいことはいいことだ~♪森永エールチョコレート!」とか「かんさいでんきほあんきょうかい~♪(これは関西ローカルですね)」とか。 続きを読む 連呼型CMは長期記憶の典型!脳トレ活用法

連呼することで情報が蓄積される!脳トレ活用法

連呼型CMが現在も長期記憶に残っていることを前項で説明しましたが、もう少し詳しく分析してみましょう。

CMの流れる時間は15~30秒で、たいして興味のない対象商品であれば超短期記憶、つまり動画は1秒間、音声は4秒間程度しか感覚器官に残りません。

しかし連呼されることによって短期記憶の領域に20秒間留まり、さらに繰り返されることにより、長期記憶に保存されることになります。

これは本人の意思、つまりその情報が必要であるか否か、ではなく連続する情報に対して脳が反応していることが大きな要因となります。 続きを読む 連呼することで情報が蓄積される!脳トレ活用法

記憶を長期保存するなら書き留めること!脳トレ活用法

連呼型CMはTVから勝手に流れてきて、脳が勝手に神経経路の伝達効率を高めてしまった結果ですが、必要な情報が必ず連呼されるとは限りません。

むしろ必要な情報ほど一回限りしか与えられないことが多いので、自分から連呼して長期記憶に留める必要があります。

もっとも効果的なのは書き留めておくこと。

人の名前を聞いた時、感覚器官に留まっている時間はわずか4秒間しかありません。

その相手、または相手以外の人と会話をする際、対象者の名前を言わなければならない時は陳述記憶が必要になります。 続きを読む 記憶を長期保存するなら書き留めること!脳トレ活用法

情報を引き出すためのトリガー!脳トレ活用法

重要な情報の多くは連呼されずに1回限りであることが多いので、記憶するためには自分で連呼する必要があります。

ただし記憶しただけではアウトプットできないので記憶に対する関連性、アウトプットするためのトリガー(引き金)が必要になります。

具体的な例を上げて記憶の連呼とトリガーを説明しましょう。

たとえばクライアントとの会議。

訪問したクライアント先で会議をするメンバーが5~6人いるということは珍しいことではありません。 続きを読む 情報を引き出すためのトリガー!脳トレ活用法

記録は周辺情報も書き出す!脳トレ活用法

前項では重要な情報を手続き記憶と関連させることで短期記憶に保存させる方法の一端を紹介しました。

駅の名前と関連付けた時、会議で発言するクライアントを搭乗駅の横浜駅と思い出せれば、それがトリガーとなって、今、発言している人は山田さん、と記憶のアウトプットが行われるわけですね。

ただし、これは会議中、クライアントすべてがその場にいる時だけ有効です。

というのも、つねに短期記憶内で連呼しているから記憶が消去してもすぐにまた保存できるからです。

クライアントがとても重要で、また会議が控えていたら、次回は名刺交換が行なわれないのでしっかりと長期記憶に保存しておかなければなりません。 続きを読む 記録は周辺情報も書き出す!脳トレ活用法