「マーフィーの法則」における経験則は端緒が至極、真面目な技術研究から生まれているだけに機知に富んだ内容となっており、この経験則からユーモラスな法則や実験が派生しています。
“The bread never falls but on its buttered side.”
パンを落とすと必ずバターがついている面が下になる、というのも「マーフィーの法則」のなかの代表的な経験則であり、これはイギリス北西部ランカシャー地方の諺でもあるのですが、この経験則と猫は常に足を下にして着地するという経験則を組み合わせたのが「バター猫のパラドックス」です。
両方の経験則が正しいと仮定した場合、バターを塗った面を上にしたパンを猫の背中にくくりつけ、ある一定の高さから猫を落としたらどうなるのか、というパラドックスですね。 続きを読む バター猫は反重力で安定運動を続ける?