「クラウドファンディング」カテゴリーアーカイブ

日本で最初に開設された『READYFOR?』

日本のクラウドファンディングサイト、すでに多く登場しています。

ここで最初に戻って「エヴァンゲリオン20周年公式プロジェクト・ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」。

このプロジェクトをコラボレーションしているのがREADYFOR?(レディフォー)という日本のクラウドファンディングサイトです。

現在のところ、日本で最初に開設、日本でもっとも大きい規模といわれており、これまで約1600のプロジェクトが投稿、6万3千人が出資、累計支援額が8.4億円に到達しています。

カテゴリーは22まで細分化されており、中には旅なんて区分もあります。

これまでにプロジェクトが成立した内容を見ると『元教師の冒険家がニュージランド横断ランニングをしたい!(目標額100万円、達成額117.3万円)とか『東京~仙台370km「元気玉ドリブル横断」(このタイトルだけでおおまかな内容が分かりますよね。 続きを読む 日本で最初に開設された『READYFOR?』

零戦を日本の空で飛ばすプロジェクト

日本で最初、最大級のクラウドファンディングサイト、READYFOR?(レディフォー)にはさまざまなプロジェクトが参加していますが、その中でエヴァンゲリオン以上に目立ったのが『第一弾!唯一日本人所有の飛行可能な零戦を日本の空で飛ばしたい』です(かなり個人的な選択ではありますが)。

零戦、とはもちろん第二次大戦の時の日本の名機、零式艦上戦闘機、通称ゼロ戦ですね。

「永遠の0」については賛否両論あるのでこっちに置いといて、次いでに戦争問題もこっちに置いといて。

零戦は単純に、当時の航学技術において世界最高峰だった飛行機です。

それが現在、戦後のGHQ方針があったからとはいえ、日本に1機も現存しないのは悲しいこと、と思っている人は多くいるでしょう。

そこで立ち上がったのがゼロエンタープライズ・ジャパンという会社の社長さん。 続きを読む 零戦を日本の空で飛ばすプロジェクト

参加方法は6つのステップをクリアするだけ

日本のクラウドファンディング、READYFOR?(レディフォー)のいいところは当たり前といえば当たり前ですが、日本語ですべて進められることです。

でも、日本にクラウドファンディングができたのは2011年であることを考えると早い進歩といえるでしょう。

参加の仕方はとても簡単で、6つのステップを踏むだけで投稿できます。

ここでは詳細を省きますが、キュレーターを用意しているようなので、誰でもできるはず。

FAQもサイト内にあるので、夢を叶えたい人は一度ご覧あれ。

初心者のために細かく説明しています。

参加費用は無料ですが、仮に目標額を達成するとクレジット手数料分を含めて17%がREADYFOR?に差し引かれるので、その分も考えて目標設定してくださいね。 続きを読む 参加方法は6つのステップをクリアするだけ

CAMPFIREには『お笑い・ネタ』のカテゴリーあり

日本のクラウドファンディング、READYFOR?(レディフォー)に続いて紹介するのはCAMPFIRE(キャンプファイヤー)です。

なんだか若い頃のYMCAや林間学校の恥ずかしさを思い出させるようなサイトですが、サイトの作りはREADYFOR?よりもすっきりしており(というよりKickstarteによく似ていますね)、とても使いやすいデザインとなっています。

カテゴリーは音楽や演劇・ダンス、プロダクトなど、これもKickstarteに似ていますが、いかにも日本的、と思わせるのはアニメとお笑い・ネタがカテゴライズされていること。

ちょっとお笑い・ネタを覗いてみますね。

『プロ・アマを問わない大喜利大会!「喜利の王 決定戦」全国予選を開催したい!』

なんでしょうか、これ? 続きを読む CAMPFIREには『お笑い・ネタ』のカテゴリーあり

おデブの写真集を出すプロジェクト

日本で最大の(って、確かREADYFOR?も言っていませんでしたっけ?)クラウドファンディング、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)にはお笑い・ネタのカテゴリーがあることを前項で紹介しましたが、もうひとつ、お笑い・ネタからピックアップしてみましょう。

プロジェクト名は『日本一踊れるデブ・ぎたろー君のポーズ州を作って全国のデブに夢と希望を与えたい!!』です。

デブって差別用語じゃないんですね。

プロジェクト創設者はWEBマガジンを作っている「大塚ニューコーポ」で、デブのぎたろー君とは学生服ダンスで有名なコンドルズの一員です。

で、そのぎたろー君にいろいろなポーズを取らせてプロの写真家が撮影、1冊の写真集にするという内容。

そんな暑っ苦しいデブの写真集に誰が投資するんだろう、と思ったら目標額25万円を難なくクリア、最終的には30万円が集まり、無事、「PORKman」という写真集が完成しました。 続きを読む おデブの写真集を出すプロジェクト

ジャズ喫茶を彷彿させる『森の図書館』

日本のクラウドファンディングでパトロン数No.1を獲得したのがCAMPFIRE(キャンプファイヤー)に参加したプロジェクト『渋谷に夜の図書室を!@道玄坂に本と人がつながる場所を作ります』です。

昔、「夜の診療室」という今は亡き映画配給会社、大映が作ったピンク映画があり、どうしても「夜の~」というタイトルを見てH系?なんて思っちゃう人はかなりの色ボケしているので気をつけてください。

このプロジェクト、簡単に言うと飲食できる図書室、といったところでしょうか。

お店の名前は「森の図書室(森を作る木が本になっていて、ちょっとオシャレですね)」で、プロジェクト創設者によると渋谷区の図書館は19時に閉館、しかも離れた場所にあので、渋谷駅近くに飲みながら本を読める店があったらいい、という動機でプロジェクトを立ち上げたそうです。

今はすっかり姿を消してしまった、好きなレコードをかけてもらいながらコーヒーが飲めるジャズ喫茶のブック版の雰囲気があります。 続きを読む ジャズ喫茶を彷彿させる『森の図書館』

CAMPFIREのプロジェクトはNSNで告知

日本のクラウドファンディングサイト、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)へのプロジェクト投稿はREADYFOR?同様、さして難しくありませんが、プロジェクト掲載に必要な素材をExcelとWordのファイル形式にして提出するので、この2つのアプリケーションに対する最低限の知識が必要となります。

投稿と掲載は無料で行えますが、成功した際の手数料はREADYFOR?よりも高く20%徴収されるので、目標額はその徴収金額も踏まえた上で設定した方がいいでしょう。

投稿するとCAMPFIRE側で審査が行われます。

この審査で落ちても審査内容については細かく教えてくれないので、事前にガイドラインと利用規約をよく読んでから投稿した方が手間をかけなくて済みます。

ちなみにCAMPFIREでも目標額に到達しなかった場合は投資金がすべて投資者に返金され、創設者には一切支払われません。 続きを読む CAMPFIREのプロジェクトはNSNで告知

WESYMはポイント投資ができる

日本のクラウドファンディングサイト、大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー)やREADYFOR?(レディフォー)だけではありません。

まだまだあります。

WESYM、We SEED Your Missonという名のサイトでは出資者が楽天やYahoo!、T-POINTなどのポイントでも投資できるという特徴があります。

また、すべてがサクセス型(達成した場合のみ資金調達ができるシステム、WESYMでがチャレンジ型と呼んでいます)だけでなく、目的達成にかかわらう応援されたシード(種の意味で、WESYMでは1シード=1円)はすべてプロジェクト創設者に贈られるダイレクト型が用意されているところも特徴です。

WESYMにはハースト婦人画報社の婦人画報編集部が伝統産業応援のプロジェクトを多く立ち上げています。 続きを読む WESYMはポイント投資ができる

小豆でアートのプロジェクトとは?

日本のクラウドファンディングサイト、続けますね。

ユニークなのがアートに特化したmicromecenat。

簡単に言えば芸術家のパトロンですね。

ただしマイクロの名前があるように投資する人は巨額を用意する必要はありません。

論より証拠、どんなプロジェクトがあったのか紹介しましょう。

たとえば『A Life of Azuki』。

Takao Sakaiというアーティストのプロジェクトで、タイトルからも分かるように小豆をモチーフとした現代アートです。 続きを読む 小豆でアートのプロジェクトとは?

スポーツの才能が活かせるSportie FUND

日本のクラウドファンディングサイト、もう少し紹介しましょう。

Sportie FUND(スポーティ・ファンド)はスポーツに挑戦する人のためのクラウドファンディングです。

冒頭に紹介したF-1でも分かるように、スポーツは海外遠征とか大会出場費とか、意外とお金がかかるものです。

しかもスポーツ選手はメジャーにならない限り、スポーツで稼ぐのはかなり厳しいのが日本の事情、職業を持ちながら練習をしなければならないという過酷な環境に置かれています。

そんなことをしているうちに才能って枯れちゃうんですよね。

そんな状況をプロジェクト創始者も出資者も分かっているから、こういうサイトがあると夢も膨らんできます。 続きを読む スポーツの才能が活かせるSportie FUND

アイドル志望の女性は必見

日本のクラウドファンディングサイトには女性に特化したところもあります。

GREEN FUNDING Labは女性がプロジェクトの創設者になったり、プロジェクトが女性を対象にしていたり(つまり女性が対象であれば創設者は男性でも構わないわけですね)すれば参加可能なサイトです。

アイドルを目指す女性たちが自分たちのプロモートのための資金や衣装を作るための資金を募集するためのプロジェクトもかなりあります。

こうなるとAKB48のCD投票券と境界線、あまり感じなくなってきますね。

その他のクラウドファンディングとしては、「モノ」や「ガジェット」を作る人に特化したCelevo DASHやアニメーション制作に特化したAnipipoなどがあります。

また残念なことに、いくつかの特化したクラウドファンディングサイトが閉鎖されています。 続きを読む アイドル志望の女性は必見

夢のコンセプトを明確にする

クラウドファンディングへプロジェクトを投稿することは夢を叶えるための第一歩ですが、最終的に目標額へ達しなければ水疱と化してしまいます。

プロジェクトが誰よりも個性的で投資家を魅了する内容であっても、それを参加後、よりアピールできる表現方法でなければ目標額まで達しない場合もあります。

これまで紹介してきたプロジェクトは有名無名、真面目でありお茶目であり、とさまざまなパターンを取り上げましたが、どのプロジェクトを取ってもコンセプトがきちんとしており、それを全面に出していることが特徴です。

単なる旅行も「世界のおふくろの味をたずねる」というコンセプトを持てばプロジェクトになりますし、カフェを渋谷に開きたい時でもそこに図書館という付加価値をつければプロジェクトになります。 続きを読む 夢のコンセプトを明確にする