第一にお話ししておきたいこと、それは「猫エイズは人間に感染することはない」ということです。
人にうつる、ということはありませんから、安心してください。
大切な家族の一員ということで、かわいがってきた猫が、猫エイズになったからといって怖くなり、捨ててしまう、という心ない飼い主もいます。
しかし、捨ててしまった場合、その猫がほかの猫と喧嘩をしたり、交尾したということで、移ってしまう可能性があるのです。
それはやはり、飼い主として、非常に無責任なことになります。 続きを読む 猫エイズへの偏見
第一にお話ししておきたいこと、それは「猫エイズは人間に感染することはない」ということです。
人にうつる、ということはありませんから、安心してください。
大切な家族の一員ということで、かわいがってきた猫が、猫エイズになったからといって怖くなり、捨ててしまう、という心ない飼い主もいます。
しかし、捨ててしまった場合、その猫がほかの猫と喧嘩をしたり、交尾したということで、移ってしまう可能性があるのです。
それはやはり、飼い主として、非常に無責任なことになります。 続きを読む 猫エイズへの偏見
猫がキャリアの猫と血を流すような喧嘩をしたり、交尾等で感染します。
急性期といわれる第一ステージでは、ウイルスがかなり活発に暴れまわる時期です。
この時期は、猫が持っている免疫機能とFIVのウイルスが闘います。
ですから、熱が出る、ひっこむ、また出るという繰り返しになり、鼻水、涙目、下痢を繰り返し、検査をすればリンパ腺肥大が確認できます。
無症状期の第二ステージでは、他の健康体の猫と全く変わりない、という時期です。 続きを読む FIVから猫エイズへの流れ・・第一、第二ステージ
第三ステージになると、エイズ関連症候群の症状がどんどん出てくる時期に突入します。
これまでは風邪?ああ、治ったかな?という症状だったものが、なんだかおかしいな?と、飼い主が不安になる症状が出てきます。
第三ステージでは、慢性的な口内炎や下痢、皮膚炎なども出てきます。
これらの症状が続々とでてきて、繰り返し、やがて重症化していきます。
その後、第四ステージに症状が進みます。
第四ステージは、終末期といわれ、猫後天性免疫不全症候群、つまり猫エイズが発症となる時期です。 続きを読む FIVから猫エイズへの流れ・・第三、第四ステージ
ペットの猫の様子がおかしい・・一応検査をしておこうということで検査をした結果、もしもFIV陽性となっていたら、そのステージによって対処も変わります。
まだ無症状期である、エイズ関連症候群が現れ始めている、という状態の時には、猫がウイルスになるべく感染しないように暮らす、また検査などの健康管理をしっかり行うことで、長く一緒に生活することができると思います。
FIV陽性になっても、どの猫もすべて発症するということではないので、全くの無症状のまま長生きする猫もいるのです。
ですから、猫エイズ発症となる第四ステージに行くまでであれば、猫の健康管理をしながら、一緒に暮らせる時間を長く保つこともできるのです。 続きを読む 猫がFIV陽性となったら
猫を飼っている方は、割と複数の猫を飼っている方が多いようです。
例えば、一匹は完全な室内猫で、他は外への出入りをしているとか、そういった飼い方をしている場合もあると思います。
そのうち、一匹がFIVとなってしまっても、そう怖がる必要はありません。
何度もお伝えしていますが、流血するような噛みあいや交尾などがなければ、感染は少ないからです。
お水や餌を一緒に食べているからといってむやみに感染するものではありません。 続きを読む 感染している猫とほかの猫
猫のエイズを防ぐために発売されたのが、猫エイズのワクチンです。
通常の混合ワクチンとは別に打たなければならない単体のワクチンです。
最初の年に3回、翌年から1年に1回接種を続けていきます。
これなら安心!といきたいところですが、そういかないので困ったものなのです。
この猫エイズのワクチンを打って、猫にその効果が出る確率は70%なのです。
そう、30%の確率でワクチンが効かない猫かもしれないのです。 続きを読む 猫エイズのワクチン
猫が風邪?のような症状を見せたり、下痢をしたり・・というとき、このまま様子を見ておいても大丈夫だろう・・と、検査等に行かない飼い主さんもいると思います。
猫エイズに限らず、猫に異変があった時、その時にいっていれば・・と後悔するよりも、その場その場で、しっかり飼い主の責任として、その病気が何かと言うことを調べてあげることは重要だと思います。
猫や犬は、小さい赤ちゃんと同じで、痛い、かゆいということを言葉で表すことができません。
鼻水やくしゃみ、下痢と言う症状は、飼い主さんが眼で見てわかることです。 続きを読む 猫エイズに限らず、猫に異変があった時
愛しい猫ちゃんの病気は、飼っている家族にとっても辛いものですが、病んでしまった猫にとっても、辛くどうにもならないものです。
命を預かっている、という飼い主にとって、ペットの命を守る手段を考えることは、必要です。
でも、守りきれないものもあります。
外からもらうウイルス。
猫同士でもらってしまう病気。
もともと持っている病気。 続きを読む 猫の病気は辛いもの
猫白血病は、世界中の猫に感染が認められています。
家で飼っている猫よりも、外に出かけて行く猫の方が、感染率も高くなっています。
この病気は、唾液、尿、涙、母乳、血液、さらに胎盤をとおして感染していきます。
つまり、母子感染がある、ということです。
また、外に出かける猫は、猫同士で喧嘩をすることが多く、その傷口、噛み傷、さらに口や鼻をお互いになめたりこすったりすることで、感染していきます。 続きを読む 猫白血病とは?
家から外に出ない猫ちゃんは、あれ?調子が悪いかな?ということもすぐにわかります。
普段からどういう生活リズムで、どのくらい食欲がある、ということがわかりますし、あまりむらもないからです。
でも、外に出て行く猫ちゃんは、セカンドハウスで餌をもらったりすることもあるので、食欲がないというような症状はなかなか見極めが難しいと思います。
しかし、猫白血病の場合、食欲減退も、かなり顕著にでるようなので、わかりやすいとも言えます。
元気がない、というのも特徴です。 続きを読む 猫白血病の症状は?
血液検査を受けて、かわいい家族同然の猫ちゃんが、猫白血病陽性となっても、それは病気だということではありません。
猫白血病のウイルスを持っている猫、ということです。
ただ、猫白血病のウイルスを持っているということで、すでに病気と闘うべき力、つまり、免疫力が低くなっていることには間違いありません。
陽性であれば、他の病気ももらいやすい状態なんだ、ということを理解しておきましょう。
ほかの病気になってしまうと、やはり陰性の猫ちゃんよりも、治りが悪く、悪化していく恐れがあります。 続きを読む 猫白血病が陽性だった場合
猫白血病かもしれない・・血液検査を受けた結果、猫白血病が陰性だった、ということでも油断しないでください
感染して、3ヶ月以内という場合、猫白血病が陽性であっても、陽性とでないこともあるのです。
ただ、陽性の猫ちゃんなら、免疫機能が低くなっていますから、獣医師が気がつくと思います。
そういった場合、再度日数をあけての検査をするように指示されます。
指示されないようでしたら、飼い主さんが責任をもって、検査を行ってください。 続きを読む 猫白血病が陰性だった場合