「猫の話」カテゴリーアーカイブ

猫は木登り上手

猫は高いところが好きです。それで木にも登ります。

ロッククライマーのように、爪を使って器用に登っていきます。

たまに、登ったはいいけど、なかなか降りてこないことがあります。

『登ったけど、降りられないんじゃないか?』と思いますが、猫もそこまでバカではありません。

猫はちゃんと考えて、自分が降りられるところまでしか登らないのです。 続きを読む 猫は木登り上手

猫の手も借りたい

猫の手も借りたい、とはよく言います。

『猫の手でもいいから借りたいほど忙しい』という意味です。

猫なんて忙しいときにいても、何の役にも立たないから、ということで言われています。

何の役にも立たないですかね?

確かに事務仕事などは性格的(笑)に何もできないかもしれません。 続きを読む 猫の手も借りたい

猫は寝子?から

猫はよく眠ります。

1日の14~16時間寝ていると言われ、子猫にいたっては20時間も寝ています。

1日の大半を寝て過ごしているのです。

猫のような狩猟動物は、いつ獲物を捕らえられるかわかりません。

そのため、体力を無駄に消耗しないようにしているのだそうです。

ただ、野生ではいつ襲われるかもわからないので、基本的に浅い眠りになってしまいます。 続きを読む 猫は寝子?から

猫にまたたび

猫はまたたびが大好物です。

よく猫にとってのまたたびは、人にとってのお酒のようなものだ、と思っている方は多いかもしれません。

でも、猫にとってはお酒とはまた少し違うものなのです。

またたびの中に含まれているマタタビラクトンとアクチニジンという成分が、猫の大脳などを麻痺させて、陶酔状態にさせます。

そのときに興奮状態になり、酔っ払っているかのような動きになります。 続きを読む 猫にまたたび

『猫のゴロゴロ』の意味

背中や首の周りを撫でていると、猫はゴロゴロという音を出します。

安心していたり、気持ちいいとき、楽しいときなど、その音を鳴らすのです。

機嫌のいいときに鳴るのかと思えば、不安そうなときだったり、出産するとき、死の直前にも鳴らします。

様々なときに鳴らすので、それがどういう意味をもっているのか、はっきりとわかっていないのです。

もしかすると、その全てが同じゴロゴロではないのかもしれません。 続きを読む 『猫のゴロゴロ』の意味

狩りをする猫

猫がたまに、せみや小鳥をくわえて、私たちのところに持ってくるときがあります。

急にそんなものを持ってこられてもびっくりしてしまいます。

ただ、これは猫が親しみを持っている飼い主に狩りの仕方を教えようとして、または食べさせようとして自分が狩った獲物を持ってくるのだそうです。

ですので、私たちは驚いてしまいますが、叱ってはいけません。

猫は良かれと思ってのことなのですから、『よくできたねぇ』と褒めてあげましょう。 続きを読む 狩りをする猫

猫の会議に参加したい

普段は一匹でいることを好みますが、たまに数匹で集まっていることがあります。

公園や人通りの少ない道、神社の境内などで見かけます。

これは猫が会議を行っているのです。

と言っても、『ゴミ出し当番の順番決め』や『寄り合いの経費集め』などをやっているわけではもちろんありません。

会議と言うと大袈裟ですが、顔合わせのようなものです。

猫はそれぞれ縄張りがあり、それぞれが守っています。 続きを読む 猫の会議に参加したい

猫の見回りには意味がある

猫には自分のテリトリーがあります。

それを見回るために、猫は毎日出かけていくのです。

普通にのんびり散歩しているわけではないんですね。

大体、そのテリトリーの広さは、半径500mと言われていますが、そこを毎日見回っているのです。

500mと言うとそこまで広くないように思いますが、猫の固体の大きさからすれば、私たちが思う以上に広いのかもしれません。 続きを読む 猫の見回りには意味がある

猫が顔を洗うと雨が降る

猫が手で顔を洗っている姿は、何とも言えず可愛いです。

『猫が顔を洗うと雨が降る』と、よく言われます。

猫は湿気を嫌います。

髭がレーダーの役割をしているのですが、湿度が高くなると髭が湿って下がってきてしまい、その機能が鈍くなります。

髭は常にピンと張っていなくてはなりません。 続きを読む 猫が顔を洗うと雨が降る

『借りてきた猫』の意味

『借りてきた猫』という言葉があります。

『いつもは我が物顔でいるのに、よそから連れてきた猫のように大人しい』という意味で使われます。

ねずみを捕るために猫を貸したのだが、貸した家では大人しくなってしまい、ねずみを捕れなかった、ということから出来たことわざだと言われています。

猫はテリトリー意識が強い生き物ですが、一歩そこから出ると、途端に不安になります。

自分のテリトリーでは我が物顔で歩いていますが、外の世界ではなかなかそうもいきません。 続きを読む 『借りてきた猫』の意味

『猫を被る』の意味

猫にまつわることわざはいくつもあります。

『猫を被る』というのは『本当の自分を隠して大人しく見せる』という意味です。

猫は本来、獰猛な動物です。

可愛い顔をして、ねずみやせみなど、狩りをして獲物を捕らえます。爪も隠していますし。

それに最強の肉食動物、ライオンも、トラもネコ科です。 続きを読む 『猫を被る』の意味

『猫も杓子も』の意味

意味としては『誰もが』というような言葉です。

『一休咄』の中に一休禅師(⇒ 一休禅師の言葉)の歌として、この言葉が出てきます。

『生まれては死ぬるなりけり、おしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も』

釈迦も達磨も猫も杓子も、みんな生まれて死んでいくのだ、という歌です。

杓子というのはしゃもじのことですが、なぜ猫と杓子が並列で書かれているのでしょうか? 続きを読む 『猫も杓子も』の意味