猫のエイズを防ぐために発売されたのが、猫エイズのワクチンです。
通常の混合ワクチンとは別に打たなければならない単体のワクチンです。
最初の年に3回、翌年から1年に1回接種を続けていきます。
これなら安心!といきたいところですが、そういかないので困ったものなのです。
この猫エイズのワクチンを打って、猫にその効果が出る確率は70%なのです。
そう、30%の確率でワクチンが効かない猫かもしれないのです。
確かに、私たちがインフルエンザなどのワクチンを打っても、効くかどうかはわからない(その年の流行がわからないので)ということがありますけど、100%あてになるということはないのですね。
また、そのワクチンを打つことで、結果的にその猫ちゃんは、FIV陽性になります。
例えば、ノラ猫ちゃんに猫エイズのワクチンを打ったとして、その後何かの症状で保護されて検査を受けた場合、感染しているから陽性なのか、ワクチン接種をしたから陽性なのか?どちらか解らないこともでてきます。