白や黒、三毛は当たり前、実存しない青や赤、緑や金の招き猫がいるくらいですから、世の中、もっと変わった招き猫がいてもおかしくありません。
探してみれば、案の定、いろいろな招き猫が出てきました。
たとえば、バカラの招き猫。
バカラといえば、世界各国の王室御用達のブランドですよ?
そこが30%の酸化鉛を含むクリスタルガラスで招き猫を作っているというのだから驚きの一言。
ちなみにクリスタルガラスは鉛を入れた方が透明度を増すそうですが、ヨーロッパでは有害物質規制RoHS指令で電子部品の鉛を強く規制しているのに口につける食器は問題ないとされています。
カメラのフィルムやレンズまで鉛に煩いのに。
珍品招き猫の話に戻りましょう。
ソーラーパネルを設置して身体を揺らす「ソーラーまるまる招き猫・金」、背中に福袋を背負って宝くじや馬券を入れられる「宝くじ大当たり黄金招き猫」、7.4gの純金製値付け招き猫(ちなみにお値段73,200円)、まだまだ出てきそうですが、とりあえずこの辺で。
招き猫は庶民の縁起かつぎとして定着した置物ですから、伝統だとか形式にこだわらず、自由な形で変化していくのもまた文化です。
縁起かつぎを儀式にしてしまえば、もう、その枠から自由にはみ出すことはできなくなってしまいますから。