アメリカは某遊園地に限らず、猫よりも鼠がお好きなようで、子供に人気のアニメ「トムとジェリー」ではおっちょこちょいの猫であるトムと頭のいい鼠のジェリーがドタバタ劇を演じていますし、鼠のスーパーヒーロー「マイティマウス」なんていうアニメもありました。
では、アメリカでは猫人気が弱いのかというとそんなことはなく、とくに日本の招き猫に関しては興味津々で、アメリカのケーブルTVで有名な「アニマルプラネット」は招き猫の特集を組んだこともありますし、現代社会の評論でニューヨーカーと肩を並べる雑誌のアトランティック誌も招き猫は予測不可能な人間の運命を変える不思議な力を持っている、と評しています。
さらにアトランティック誌の視点のユニークなところは、世界の玩具市場を席巻する勢いのある日本産ハローキティと招き猫を結びつけているところで、共に無表情な目こそ、運命を司り、玩具市場を司る、とちょっと東洋の神秘とエコノミック・アニマルを結びつけたまとめ方をしています。
もっとも、招き猫は明治時代より海外に輸出されており、アメリカの中華街ではポピュラーな存在だとか。
Welcome cat、Lucky catなどと呼ばれており、とくにドル硬貨を抱えている招き猫はDollar catと呼ばれて重宝されているようです。
鼠の好きなアメリカでも招き猫は特別な存在なんですね。