門前町の商店街には猫がいっぱい

豪徳寺は名前からも分かるように寺院なので、神社と違い、願いごとをするところではなく仏様を敬うところです。

間違っても豪徳寺に行って「お金が儲かりますように」とか「彼女ができますように」などと願掛けを行ってはいけません。

物欲は仏教でも禁忌とされているのでお釈迦様から天罰が降りる可能性があります。

では、なぜ寺院で招福猫児(まねぎねこ)があるのか、と疑問を持つのは当たり前ですが、細かいことを言うと切りがないので、そこは割りきって考えてください。

豪徳寺、意外と楽しいところです。

豪徳寺は現在、世田谷区の地名にもなっているほど有名で、東急世田谷線にも駅名があり、さらに門前町として豪徳寺商店街があります。

路面電車のような2両編成の東急世田谷線は江ノ島電鉄の電車にも似た市街地を走り抜ける(もちろん江ノ電ほど狭くはありませんが)電車で乗るだけでもけっこう楽しいし、豪徳寺の駅には豪徳寺に奉納されている招き猫と同じポーズの(つまり武家作法そのままの)像が置かれています。

商店街にいたっては全面的に豪徳寺招き猫にあやかり、商店街のシンボルマークは猫の肉球、雑貨屋さんには猫グッズがいっぱい、なぜか焼き鳥屋さんも看板に猫を起用して客引きを行っています。

招き猫に限らず猫好きな人、一度、豪徳寺を訪れてみては?

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