猫の教え!強く生きるニャンコ
次にインタビューする猫は、大好きだった飼い主さんに捨てられて、つらい思いをしながらも強く生きるニャンコです。
「飼い猫だったころの話を教えてください」
「普通の家だったのよ。たくさん遊んでくれたし、ご飯もおいしかった。でも、ある時からみんなが内緒話をするようになって、変だニャって思っていたらある日・・・」
「何があったんですか?」
「ある日、お散歩から帰ってきたら、家がからっぽだったの。引っ越しちゃったのよ。」
「それはショックでしたね。その後は?」
「自分が捨てられたことが分かってから、しばらくは荒れたわよ。もう誰も信じたくニャイと思ってた。でもね、それでも生きていかないといけないの。」
「助けてくれる猫とか、人はいたんですか?」
「いたの。すごく救われた。ご飯を貰える場所を教えてくれたノラ仲間とか、いつも話しかけてくれる子供たちとか。それで、だんだん自分はひとりじゃニャイって思えるようになったの。」
「かつての飼い主さんに対する思いは?」
「今はもう恨んではニャイ。きっと、事情があったんだと思うから。それぞれの人生、猫生をしっかり生きるしかないよね。」
つらい思いをしたからこその強さと優しさを感じる猫さんでした。
捨てられて悲しむニャンコが、少しでも減りますように。