猫はときどき、目を閉じてじっとする時があるけど、あれは寝ているんじゃなくて僕たちなりに瞑想してるんだ。
ニャンコには、ニャンコ的哲学があって、いろいろ考えている。
お気楽・能天気に生きているだけじゃないんだ。
気持ちを落ち着けて、広い世界のことに思いをはせる時間があると、毎日をもっと良く生きたいと思うようになる。
お日さまとか、獲物とか、飼い主さんとか、いろいろなものに囲まれているありがたさを感じるんだよ。
そういう時間はきっと、誰にでも必要なものだと思う。
忙しい人間さんも、やってみればいいのにって思ってる。
だから飼い主さんが忙しそうにしていると、「落ち着こうよ」って伝えるためにジャマをしてあげるんだよ。
どう?親切でしょ?(え、迷惑だって?)
猫の哲学でもう一つ有名なのが、最期を迎えた猫が姿を消すこと。
弱っているところは他人や他猫には見せないで、さりげなく消えていくのが美しいと猫哲学では言われているんだ。
人間さんのサムライ道にちょっと似てるかな?
猫なりに考えて、哲学をもって生きることで、芯の通った生き方ができるんだ。
誰かのいうことに惑わされたりしないで、自分が決めたように生きられるようになる。
猫はワガママだって言われることがあるけど、そうじゃないんだよ。