世の中っていうのは、冬は寒いし、夏は暑い。
当たり前のことだけれど、僕たち猫はそれが苦手。
だから、冬は暖かいところ、夏は涼しいところを占領するんだ。
毎年、コタツが出ると真っ先に中に入るのが猫というもの。
寒い日に、暖かいコタツの中で眠るのは本当にシアワセだよね。
一日中コタツの中で寝ていることもあるよ。
たまに、飼いさんからジャマもの扱いされたり、蹴飛ばされたりすることもあるけれど、そういう時は反対に噛み付いてやるんだ。
だって、僕が先に入っていたんだからね。
反対に夏は、ひんやりした廊下とか、風の通り道が特等席になる。
でも、クーラーが効き過ぎた部屋はちょっと苦手かな。
自分が「気持ちいい」って感じることを追及するのは、ニャンコ流の生き方のひとつ。
我慢するのなんて嫌だからね。
いつものことだけれど、飼い主さんからは皮肉を言われるけどね。
「気楽でいいよね」「まったく、寝てばっかりで!」
でも、そうすることが僕たち猫の仕事。
僕たちみたいに過ごしたくても、それができない飼い主さんたちの代わりにくつろいでいるんだ。
忙しい時でも、そんな姿を見れば少しリラックスできるでしょ?
見た人をリラックスさせるのは、猫の大事な使命。
僕たちの、のんびりした姿を見て癒されてほしいな。