猫は、のんびり暮らしているだけじゃない。
人間の役に立つことだって、ちゃんとしているんだよ。
たとえば子守。
猫のいる家に赤ちゃんが生まれると、「猫が赤ちゃんをいじめないかしら」って心配するお母さんも多いけれど、僕たちはそんなヒドイことはしない。
イタズラが大好きな僕たちも、小さいものを守らなければ、っていう想いはちゃんとあるんだ。
だから、赤ちゃんが僕たちのヒゲを引っ張ったり、頭をたたいたりしても我慢するし、ぐずった時にはシッポであやしてあげる。
泣きだしたらすぐにお母さんのところに走っていって知らせるし、ハイハイして危険な場所へ行きそうになったら止める。
同じ家で暮らしている家族なんだから、たとえ猫と人間でも、兄弟みたいなもの。
何かあったときにはしっかり守りたいと思っているよ。
他にもお手伝いできることはたくさんある。
たとえば、お風呂があふれそうな時や、急に雨がふって洗濯物が濡れている時。
僕たちが自分でどうにかすることはできないけれど、飼い主さんに知らせることはできる。
「寝てばっかり」「何もしない」って言われるけど、僕たちだって役に立てるんだ。
だって僕たちも、家族の一員だからね。
だから、僕たちがお手伝いしたときは、しっかりほめて欲しいな。