三毛猫とは茶色・黒・白の三色の柄の猫で、日本では特に珍しくもありません。
歩いていてもよく見かけます。よく見る三毛猫ですが、そのほとんどがメスなのです。
これは遺伝子や染色体の組み合わせによるものなのですが、通常ならばオスの三毛猫は生まれてきません。
遺伝子や染色体の組み合わせによるものなのです。
しかし、ごく稀にオスの三毛猫が生まれてくることがあります。
染色体の異常によって、3万匹に1匹ぐらいの割合で生まれてきます。
ですから、本当に珍しいのです。
三毛猫は昔から福を呼ぶと言われてきました。
招き猫に三毛猫を採用している神社もあるぐらいです。
古来、船に乗るときに猫を連れて行く風習がありました。
猫が騒ぐと時化になり、穏やかに寝ていると海も荒れないと言われていました。
顔を洗って雨も察知してくれ、船内のねずみも捕らえてくれると、航海には欠かせませんでした。
そんな中でも三毛猫は船に乗せていれば遭難しない、と人気でした。
さらにその希少さから、オスの三毛猫を船に乗せていれば沈まない、と高値で売買されたこともあったそうです。
希少ではあるけれど、染色体の異常によるものなので、生殖機能はありません。
そう考えると少し可哀相ですよね。
猫にとっては模様など、あまり気にしていないように思いますが。