猫の額とは狭いことのたとえです。
しかし、猫の額ってどこでしょうか?
辞書をひくと、額とは眉と髪の生え際の間をさす、と書かれています。
猫の顔を見てみると、まず眉はありません。
そして全体的に毛で覆われているので、髪の生え際もないです。
そもそも、髪の毛がありません。
それでは、猫にとっての額はどこになるのでしょうか?
イマイチはっきりしていないです。
つまり、それほどのあるかどうかもわからないぐらいのものだからこそ、猫の額と言うのかもしれません。
それにしても、この言葉を考えた人は結構な猫好きですよね、きっと。
狭いことのたとえに猫の額を思いつくのですから。
『ねずみの額』でも『鳩の額』でもよかったように思います。
きっと猫の顔を見ながら思いついたのでしょう。