作家と黒猫、次に取り上げるのはレイモンド・チャンドラーです。
ロスの探偵、フィリップ・マーロウを主人公にした一連の小説を書いた作家ですね。
チャンドラーの名前を知らなくても「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては生きている資格はない」(生島治郎訳)という名台詞を聞いたことがあるでしょう。
If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.
この名台詞に関しては、いろいろな作家が些細な点について異なる翻訳をしているので、上記が原文となるので、些細な点を気にする人は自分で翻訳してくださいね。
さて、レイモンド・チャンドラーが飼っていたのは黒猫で、「タキ」という名前がついていました。
あの神経質そうな表情のチャンドラーが黒猫を可愛がる時はどれほど表情を崩していたのか、気になるところです。
チャンドラーの作品は数々、映画化されましたが、中でも1973年に公開されたロバート・アルトマン監督、エリオット・グールド主演の「ロング・グッドバイ」では、冒頭に主人公のマーロウが外猫のために餌を探すシーンが10分も続きます。
これは原作にないシーンですが、アルトマン監督がこのシーンを入れたのは猫好きだったチャンドラーに対するリスペクトによるものです。
このシーンがあるだけで、私、個人的にチャンドラー映画のNo.1になっています。
あ、そういえば横浜を舞台にしたNHKのTVドラマ「ロング・グッドバイ」もかなり高得点の作品なので、ぜひDVDなどで鑑賞してくださいね。