キャッツアイとオッドアイ

キャッツアイといえば泥棒三姉妹のコミック、キャッツアイといえば猫目石に現れる光の現象で、猫の瞳孔が閉じた時のような文様が出ることを言います。

キャッツアイ=猫目石ではありません。

猫目石はクリソベリルキャッツアイと呼ぶのが正解です。

キャッツアイ現象は猫目石だけでなく、やはり光の加減で色が変わるアレキサンドライトでも見ることができます。

ただし、キャッツアイ現象が起きる宝石は一気に破格となるので、私は見ることができるだけで所有することはできません。

キャッツアイは宝石の用語ですが、オッドアイは実際の猫の用語。

左右の眼の色、つまり虹彩が異なっている猫のことですね。

日本ではオッドアイのことを金眼銀目といって縁起が良い証とされていますが、正確には虹彩異色症と名前がついた病気の一種です。

どの毛色の猫にも症状が出ますが、もっとも多いのは白猫で、片目が青色、片目が黄色や茶色、緑色、橙色のどれかになります。

虹彩の色が違うからといって日常生活に支障が出るわけではありません。

しかしオッドアイの猫の場合、青色の眼の側の耳に障害を持っているケースが多く見られます。

これは虹彩の色素欠乏を起こした遺伝子が内耳のコルチ器官に影響を及ぼしていると推測されています。

オッドアイの猫が生まれたからといって喜ばず、耳の器官に障害がないことを確かめ、障害があった時はできるだけ日常生活を支障なく暮らせる工夫をしてあげてくださいね。

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