レーダーのように四方へ動く猫の耳

コスプレでもっともスタンダードな存在がネコミミ、肉球、尻尾です。

まあ、子供がコスプレして「にゃん」などと言っているうちはかわいいものも感じますが、20歳を超えてケバい化粧をしているネコミミを見ると拳を握りたくなります。

ちなみに私が好きなコスプレはバドガールや女教師など大人的、変態的です。

それはともかく。

前述したように猫の聴覚は動物の中でもとくに優れていますが、それをさらに効果的にしているのが耳の動きですね。

猫の耳、まるでレーダーのように四方へ自在に動いています。

人間は耳を動かすことがほとんどできません。

たまにピクピクと動かせる人がいるくらいです。

猫が自在に耳を動かせるのは耳の周囲の筋肉が発達しているからで、耳を前方に向けている時は前頭筋と頬骨耳介筋、後方に向ける時は頚耳介筋(けいじかいきん)と側頭筋、怖がっている時や服従を表わしている時に耳を下に向ける際は耳下線耳介筋(じかせんじかいきん)を使っています。

耳を下に向けるのは危険を察知した時、本能的にもっとも大切な器官を守るためですね。

じつはこれらの筋肉、人間にもわずかに備わっていますが、進化と同時に退化してしまいました。

しかし、退化したといってもないわけではないので、猫のように耳を動かしてみたい人はぜひ筋トレをして挑戦してはいかがでしょう。

あ、不随意筋だから無理か…。

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